Nintendo Switch 2の9月期販売台数が前年比41%減、メモリ高騰で営業利益も16%減少

Nintendoの2026年度第2四半期決算によると、Nintendo Switch 2の7~9月期出荷台数は267万台となり、前年同期比で41%減少しました。メモリ供給の制約や米国・カナダ・日本での価格改定などが影響したとみられ、営業利益も市場予想を下回る結果となっています。

一方、2026年度上半期全体では営業利益が前年同期比49.1%増となっており、期間によって大きく異なる業績となりました。

Switch 2の販売台数が前年比41%減

Nintendo Switch 2の7~9月期出荷台数は267万台となり、前年同期比41%減となりました。直前の4~6月期に出荷された382万台と比較しても大幅な減少です。

背景としては、米国・カナダ・日本で実施された価格改定に加え、メモリ供給を巡る問題が影響したとされています。

なお、2026年度上半期全体のSwitch 2出荷台数は649万台となっています。発売直後の前年同期と比較すると大幅に落ち着いた販売ペースですが、Nintendoはゲームソフトの販売については引き続き好調だと説明しています。

営業利益も市場予想を下回る

7~9月期の業績は以下の通りです。

  • 売上高:4,482億円(前年同期比15%減)
  • 営業利益:739億円(前年同期比16%減)
  • 純利益:735億円(前年同期比29%減)

営業利益は市場予想の881億円を下回り、売上高も市場予想に届きませんでした。

一方、2026年度上半期全体では売上高が9,660億円となり、前年同期比12.1%減だったものの、営業利益は2,165億円で49.1%増となっています。

これは4~6月期に関税還付などの要因があり、上半期全体の利益を押し上げたためです。7~9月期だけを見ると、むしろ収益性が悪化していることが分かります。

Switch 2のソフト販売は好調を維持

ハードウェアの販売が落ち着く一方、Switch 2向けゲームソフトは引き続き好調です。

2026年度上半期のSwitch 2向けソフト販売本数は2,449万本となりました。主なタイトルの販売実績は以下の通りです。

  • Splatoon Raiders:242万本
  • Fire Emblem: Fortune’s Weave:134万本
  • Star Foxリメイク版:117万本

また、前年度に発売されたMario Kart WorldやPokémon Pokopiaも引き続き好調に売れているとのことです。

旧Nintendo Switch向けソフトも販売を維持しており、上半期の販売本数は6,573万本に達しました。Tomodachi Life: Living the Dreamが881万本、Rhythm Heaven Grooveが289万本を販売しています。

Nintendo Switch 2で旧Switch向けソフトをプレイできる後方互換性が、旧世代タイトルの販売継続にも貢献しているようです。累計1億5,700万台に達した旧Switchのユーザー基盤が、今後もソフト販売を支える重要な要素となっています。

映画関連のIP事業も大幅に成長

NintendoのIP関連事業の売上高は627億円となり、前年同期比87.9%増となりました。

同社は「The Super Mario Galaxy Movie」の好調な興行収入が、この成長に大きく貢献したと説明しています。同映画は世界興行収入が10億ドルを超えたとされ、ゲーム以外の事業でもNintendoのIPが収益を生み出しています。

さらに、2027年4月30日には実写版「ゼルダの伝説」の映画公開も予定されており、今後もIP関連事業の拡大が期待されます。

通期業績予想は据え置き

Nintendoは2026年度通期の業績予想を変更していません。

  • 売上高:2兆500億円
  • 営業利益:3,700億円

上半期ですでに2,165億円の営業利益を計上しているため、下半期に必要な利益は1,535億円となります。

ただし、年末商戦ではハードウェア販売の拡大が期待される一方、メモリ価格の上昇や供給制約が引き続き収益性を圧迫する可能性があります。

今回の決算からは、Switch 2の販売が発売直後の勢いから落ち着きつつある一方、ゲームソフトやIP事業がNintendoの収益を支えている状況が見えてきます。今後は年末商戦でのハード販売の回復と、メモリ価格上昇が利益率に与える影響が焦点となりそうです。

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