
Googleは、AndroidスマートフォンからWindows PCへ写真や動画などを自動バックアップできる新機能を準備しています。Google Play Servicesに追加されたQuick Shareの自動バックアップ機能を利用するもので、クラウドを経由せず、スマートフォン内のメディアファイルをPCへ転送できるようになる見込みです。
現時点では正式な一般提供が始まったわけではありませんが、Google Play Servicesのバージョン26.43に関連機能が含まれており、一部ユーザーではすでに利用できる可能性があります。
Quick Shareで写真や動画をWindows PCへ自動バックアップ
今回の機能は、Quick Shareに追加される「Automatic Backup」と呼ばれる自動バックアップ機能です。
AndroidスマートフォンとWindows PCを連携させることで、スマートフォン内の対象ファイルを自動的にPCへバックアップできるようになります。Google Photosのクラウドバックアップとは異なり、ファイルをクラウドへアップロードする必要がない点が特徴です。
ただし、初期段階ではバックアップ対象が限定されています。現時点で確認されている対象は以下の通りです。
- 写真
- 動画
- MP3形式の音声ファイル
写真と動画については、スマートフォンのカメラで撮影したものが対象となり、インターネットなどからダウンロードした画像や動画は含まれないとされています。
また、ファイル形式ごとに個別の有効・無効設定が用意されているため、写真と動画だけをバックアップし、音声ファイルは対象外にするといった使い分けも可能です。
Google Play Services 26.43で展開中か
今回の機能はGoogle Play Servicesのバージョン26.43に含まれているとされています。
そのため、自動更新を有効にしているユーザーの場合、知らないうちに関連アップデートが適用されている可能性もあります。ただし、アップデートを適用しただけですべてのユーザーが利用できるわけではなく、段階的な展開やサーバー側の有効化などが関係しているとみられます。
記事執筆時点では、まだ一般向けに正式提供された機能ではなく、利用できるユーザーは限定的です。
Google Photosとは異なるPCへの直接バックアップ
Google Photosによるクラウドバックアップは便利ですが、写真や動画をクラウド上に保存することに抵抗があるユーザーもいます。また、クラウド経由では通信環境やストレージ容量なども考慮する必要があります。
今回のQuick Share自動バックアップは、Windows PCを保存先として利用することで、クラウドを介さずにファイルをバックアップできる点が利点です。スマートフォンで撮影した写真や動画をPC側に自動保存できるようになれば、手動でファイルを転送する手間も減らせそうです。
もっとも、現時点ではバックアップ対象や利用条件に制限があり、すべてのファイルを自由に自動転送できるわけではありません。今後の展開で対応ファイルや機能が拡充されるかにも注目されます。


