Switch 2のハッキングが驚きの成果 『マリオカート ワールド』と『ぽこ あ ポケモン』が初代Switchで動作

Nintendo Switch 2のハッキングを巡る開発が進むなか、初代Nintendo SwitchでSwitch 2向けタイトルを動作させるという驚きの成果が報告されました。個人開発者がAIツールのDeepSeek Harnessを活用し、Mario Kart WorldとPokémon Pokopiaを初代Switchに移植したとされています。

ただし、いずれも正式な移植ではなく、実験的なプロジェクトです。動作には大幅な最適化やハードウェアのオーバークロックが必要で、一般向けに公開される予定もありません。

Mario Kart Worldが初代Switchで動作

Xユーザーの@touhoufagyuri氏は、初代Switch上でMario Kart Worldを動作させる様子を複数の動画で公開しています。

開発初期にはゲームがほとんど動作しない状態だったものの、シェーダーの事前生成やLODの強制設定、解像度の引き下げなど、さまざまな最適化を施すことで、最終的にはかなりプレイに近い状態まで改善したとされています。

ただし、動作にはオーバークロックした初代Switchが必要で、依然としてスタッタリングが発生するほか、オープンワールドの探索要素なども大幅に削減されています。

それでも、Switch 2向けに開発されたゲームを初代Switchで動かせるようにした点は、技術的に非常に興味深い成果です。

Pokémon Pokopiaも720pで動作

さらに驚くべきことに、Switch 2向けのPokémon Pokopiaも初代Switch上で動作する状態になったと報告されています。

こちらもオーバークロックした初代Switchが必要で、解像度を720pまで引き下げることでプレイ可能な状態を実現したとのことです。1080pではフレームレートが10~15FPS程度に落ち込むため、実用的な動作には大幅な画質調整が不可欠となっています。

また、フレームレートを30FPSに制限することで、35FPS前後で変動していた際に発生するフレームペーシングの問題も改善されたとしています。

もっとも、短時間の動作確認では問題がなくても、通常のプレイを続けると別の不具合が発生する可能性は残されています。

AIツールを活用した非公開の実験プロジェクト

今回の移植では、DeepSeek Harnessと呼ばれるAIツールが活用されたとされています。開発者がどのような具体的手法で移植を実現したのか、詳細は明らかになっていません。

なお、これらのプロジェクトのコードは公開されていません。開発者は法的な理由から、あくまで展示・実演目的に限定していると説明しており、実際にプレイしたい場合は正規版を購入するよう呼びかけています。

Switch 2のハッキングをきっかけに、非公式アプリやゲームデータ解析、PC向けエミュレーションなどさまざまな開発が進んでいますが、今回の成果はそのなかでも特に注目を集めるものとなっています。

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