
SonyがPS5の脱獄対策を強化する中、Grand Theft Auto VI(GTA 6)の動作に必要なシステムソフトウェアのバージョンが引き上げられたと報じられています。従来は14.10が最低要件とされていましたが、新たに14.22が必要になる可能性が浮上しました。
PS5の新アップデート14.22が配信、セキュリティ修正を実施
Sonyは2026年11月2日、PS5向けシステムソフトウェア14.22.00を公開しました。公式の更新内容はシステムソフトウェアのセキュリティ修正となっており、具体的な脆弱性や変更点は明らかにされていません。
ただ、ここ数週間でPS5の脱獄やハッキングをめぐる動きが活発化していることから、今回のアップデートもその対策の一環とみられています。
GTA 6の最低ファームウェア要件が14.22に変更か
今回の更新で注目されているのが、GTA 6の動作に必要なファームウェアのバージョンです。
PlayStation Networkのデータベース情報を追跡しているPlayStation Game Sizeによると、GTA 6の最低動作要件が従来の14.10.00から14.22.00へ変更されたとのことです。
これが事実であれば、発売前のタイトルに対して必要なシステムソフトウェアのバージョンが引き上げられることになります。
GTA 6は2026年11月19日に発売予定であり、SonyとしてもPS5のセキュリティ対策を強化したい時期と重なります。ただし、現時点でRockstar GamesやSonyがGTA 6の最低ファームウェア要件について正式に発表したわけではありません。
AIの進化で脱獄やエミュレーションのリスクも拡大
近年はAIモデルの進歩によって、ゲーム機の脆弱性を発見・解析するための手段も高度化しています。PS5でも脱獄をめぐる研究が進んでおり、Sonyはシステムソフトウェアの更新を通じて対抗している状況です。
今回の報道では、GTA 6の発売に向けてSonyが特に警戒を強めている可能性が指摘されています。
仮にPS5のセキュリティが突破されれば、ゲームの不正コピーだけでなく、将来的にはエミュレーションやPC向けの非公式移植につながる可能性もあります。GTA 6のような大型タイトルが発売前後に解析されることは、SonyとRockstar Gamesの双方にとって大きな問題になりかねません。
GTA 6発売後もファームウェア戦争は続く可能性
Sonyが短期間に複数のPS5向けアップデートを投入していることから、脱獄をめぐる攻防はGTA 6の発売後も続く可能性があります。
一方、ファームウェアの更新によって脱獄環境を維持できなくなるユーザーや、オンラインサービスの利用に支障が出るケースも考えられます。
今回の14.22.00がGTA 6の発売に向けた対策なのか、あるいは別の脆弱性への対応なのかは現時点では不明です。いずれにしても、PS5のセキュリティ対策と脱獄をめぐる攻防が、発売を目前に控えたGTA 6をきっかけにさらに激しくなる可能性があります。
