Switch 2版ゼルダの伝説 時のオカリナはDLSS非対応か、5年前のAMD FSR 1.0採用が判明

Nintendo Switch 2向けに発売されるゼルダの伝説 時のオカリナのリメイク版では、NVIDIAのDLSSではなく、AMDのFSR 1.0が採用されている可能性が浮上しました。ゲーム内のライセンス情報から判明したもので、同じく任天堂のファーストパーティタイトルであるドンキーコング バナンザに続き、FSR 1.0を採用する作品となるようです。

ゲーム内のライセンス情報にFSR 1.0の記載

今回の情報は、2026年11月5日に発売予定のSwitch 2版ゼルダの伝説 時のオカリナについて、バージョン1.0.0の知的財産権およびライセンス情報から確認されたものです。

Xに投稿された動画では、ゲーム内のソフトウェアライセンス一覧にAMDのFidelityFX Super Resolution 1.0(FSR 1.0)が記載されています。さらに、モバイル向けに最適化されたAMD FSRのEASU実装や、アンチエイリアス技術のSMAAについても記載が確認されています。

一方、公開されたライセンス情報にはNVIDIAのDLSSに関する記載が見当たりません。このことから、今回のリメイク版ではDLSSではなくFSR 1.0がアップスケーリングに使用される可能性が指摘されています。

ただし、ライセンス情報はゲームに関連するコードが含まれていることを示すものであり、実際にどの場面で使用されるのか、描画解像度がいくつになるのかまでは分かりません。また、独自実装の技術はライセンス一覧に記載されない場合もあるため、DLSS非対応が確定したわけではありません。

FSR 1.0とDLSSでは画質改善の仕組みが異なる

FSR 1.0は、低解像度で描画したフレームを空間的な情報だけで高解像度化するアップスケーリング技術です。過去のフレーム情報を利用しないため処理負荷を抑えやすい一方、細かなディテールの再現には限界があります。

特に草木や葉のような細い形状では、ちらつきや輪郭の不自然さが目立つ場合があります。

一方、DLSSは機械学習を利用し、過去のフレーム情報なども組み合わせて映像を再構成します。Switch 2に搭載されているカスタムNVIDIA製チップにはTensorコアも備わっており、DLSSを利用できるハードウェア環境が整っています。

そのため、Switch 2向けタイトルでありながら、DLSSではなく5年前のFSR 1.0が採用されているのであれば、技術面では少し意外な選択といえます。

ドンキーコング バナンザもFSR 1.0を採用

実は、任天堂のファーストパーティタイトルでFSR 1.0が採用されるのは今回が初めてではありません。

2025年7月に発売されたドンキーコング バナンザも、DLSSではなくFSR 1.0とSMAAを組み合わせていました。Digital Foundryの技術分析では、ドック接続時の解像度が1080pから1200pの範囲で変動することも確認されています。

また、マリオカート ワールドでもDLSSは採用されていません。

ドンキーコング バナンザについては、もともと初代Switch向けに開発されていたことが、DLSSを採用しなかった理由の一つとして挙げられています。初代SwitchにはDLSSを実行するための専用ハードウェアがないため、開発当初の設計やゲームエンジンの制約が影響した可能性があります。

一方、サードパーティ製タイトルではDLSSの採用例があります。例えばサイバーパンク2077は携帯モードとドック接続モードの両方でDLSSに対応し、ホグワーツ・レガシーでも軽量なDLSSモデルが利用されています。

任天堂の初期Switch 2タイトルではDLSSを活用しない傾向か

今回の情報が正しければ、任天堂はSwitch 2向けの一部ファーストパーティタイトルで、DLSSではなく従来型のアップスケーリング技術を採用していることになります。

ただし、ライセンス情報だけで実際の描画方式を断定することはできず、任天堂も今回のリメイク版におけるアップスケーリング技術について公式に説明していません。

ゼルダの伝説 時のオカリナは、1998年にNintendo 64向けに発売された作品をフルリメイクしたSwitch 2専用タイトルです。グラフィックスの刷新に加えて、フルボイス化やオーケストラ音源、ゲーム機のマイクを使ったオカリナ演奏なども追加されます。

価格は米国でダウンロード版が59.99ドル、パッケージ版が69.99ドルです。発売後の技術分析によって、実際の描画解像度やアップスケーリング方式がどのようになっているのか明らかになるか注目されます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ゲーム
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク