
任天堂のゼルダの伝説40周年記念モデル「Nintendo Switch 2」は、通常モデルとは異なる特別なカラーリングが特徴です。しかし、故障した際に必ずしも同じデザインの部品で修理できるとは限らないようです。日本向けの製品パッケージには、修理時に通常カラーの部品が使用される可能性があるとの注意書きが記載されています。
修理時に通常カラーの部品が使われる可能性
この注意書きは、BlueskyアカウントのNintendo Patents Watchが公開した日本向けパッケージの写真から明らかになりました。
対象となるのは、ゼルダ40周年記念Switch 2本体とProコントローラーです。パッケージには、どちらも特別仕様の限定商品であるとしたうえで、修理が必要になった場合、通常カラーの製品に使用されている部品で対応する可能性があると記載されています。

つまり、故障した部品を交換する際、元の緑や金を基調とした特別なカラーリングが維持されるとは限りません。修理後は、通常モデルに近い外観になってしまう可能性があります。
なお、この注意書きは北米や欧州向けのパッケージでは確認されていません。ただし、海外向けに同様の方針が存在しないというわけではありません。
任天堂の米国向けサポートページにも、修理交換用の再生部品について、新しい外装部品が使用される場合があるとの説明があります。今回の記載は、限定モデルの修理に関する注意点を、より具体的に示したものといえそうです。
Joy-Con 2やドックも専用カラーを維持できない可能性
特に注意したいのが、記念モデルに付属するJoy-Con 2です。
緑と金を組み合わせた専用デザインですが、Joy-Con 2は本体の画面やバッテリーなどと比べて、修理用部品の確保が難しくなる可能性があります。任天堂はJoy-Con 2を単体販売していないため、故障した場合に同じデザインの交換品を入手できるとは限りません。
前世代のJoy-Conではスティックのドリフト問題が大きな話題になりました。Joy-Con 2では同様の問題が以前ほど頻繁に報告されているわけではありませんが、故障や物理的な破損が発生した場合、専用カラーを維持できない可能性は残ります。
また、3色構成のProコントローラーや、黒と金を組み合わせた専用ドックも同様の問題を抱えています。これらのアクセサリーについても、将来的に同じ外観の修理用部品が不足すれば、通常モデル向けの部品で対応される可能性があります。
本体の画面やバッテリーは専用部品ではない
一方、すべての部品が記念モデル専用というわけではありません。
画面や冷却ファン、バッテリーなどは通常モデルと共通の部品が使われているため、特別なカラーリングの部品を確保する必要はありません。そのため、これらの部品については、限定デザインであることが修理の大きな障害になるとは考えにくいでしょう。
ただし、欧州向けモデルについては、通常のSwitch 2で導入されたバッテリー交換の容易な設計が、記念モデルには採用されないと任天堂が説明しています。これはEUの修理する権利に関する規制への対応として、最近の通常モデルに導入された変更です。
もっとも、一部の小売店では記念モデルについても改良版とみられる製品が掲載されており、実際の仕様には不明な点も残っています。
限定モデルの修理部品をいつまで確保できるかが重要に
記念モデルの修理性を左右するのは、任天堂が専用カラーの部品をどれだけ長く製造・保管するかという点です。
過去の例では、2023年4月に発売されたゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム仕様のSwitch OLEDモデルは、2024年に入ってからも再入荷が確認されていました。現在も生産が続いているかは不明ですが、一定期間にわたって販売されたことで、修理用部品を確保する余地はあったと考えられます。
一方、40周年記念Switch 2のような限定モデルは、通常モデルほど長期間にわたって専用部品が供給されるとは限りません。
購入時には特別なデザインが魅力になりますが、長く使い続けることを考えると、故障した際に同じ外観を維持できるかどうかも気になるところです。任天堂が専用カラーの交換部品をどの程度確保するのかが、今後の注目点になりそうです。
