Switch 2の脱獄で「ゼルダの伝説 時のオカリナ」リメイクの情報流出か 発売前の解析に懸念

Nintendo Switch 2向けの脱獄手法が報告されるなか、11月5日に発売予定の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」リメイクにも影響が及ぶ可能性が指摘されています。ニンテンドーeショップでゲームデータの事前ダウンロードが始まったことで、発売前のデータを解析し、未公開のゲーム内容を明らかにしようとする動きが懸念されています。

海外メディアのNotebookcheckによると、すでに購入者から事前ダウンロードの開始が報告されており、ダウンロード容量は約24.54GBとされています。ただし、ゲームデータの解析によって具体的な情報が流出したことが確認されたわけではありません。

事前ダウンロード開始で発売前の解析に懸念

今回のリメイク版は、11月5日の発売に先立ち、ニンテンドーeショップからゲームデータをダウンロードできるようになっています。事前ダウンロードは発売日にすぐプレイできるようにするための仕組みですが、データが本体に保存されることで、脆弱性を利用した解析の対象になる可能性があります。

Nintendo Switch 2では、ソフトウェアの脆弱性を利用した脱獄手法「ns2jb」が報告されています。これまでに「Deltarune」や「マリオカート ワールド」のゲームデータを抽出したとの報告もあり、今回のゼルダ新作についても、発売前のゲームデータを調べようとする動きが出ているようです。

ただし、事前ダウンロードされたデータの多くは暗号化されているとみられます。復号に必要な情報が発売前には利用できない場合、ゲームの内容を完全に解析することは難しいと考えられます。

一方、ファイル名やデータの構造など、暗号化された状態でも確認できる情報から、ゲームの内部仕様について何らかの手がかりが得られる可能性はあります。

ダンジョンや追加セリフが解析対象になる可能性

仮にゲームデータをある程度解析できた場合、公式映像や先行プレイでは明らかになっていない情報が判明する可能性があります。

例えば、Nintendo 64版からダンジョンの構造がどのように変更されたのか、ゲーム内の会話やイベントにどのような追加要素があるのかといった点です。任天堂は新たなセリフの追加も明らかにしているため、発売前にこうした内容が流出すれば、ゲームを初めてプレイする際の楽しみを損なうおそれがあります。

ただし、今回の脱獄手法は、システムのカーネルまで自由に操作できる完全なものではありません。ゲームデータを抽出できたとしても、そのままゲーム全体を動作可能なバックアップとして作成できるとは限らず、発売前にプレイ可能な状態まで解析が進む可能性は低いとみられています。

過去には「ティアーズ オブ ザ キングダム」も発売前に流出

ゼルダシリーズでは、過去にも発売前の情報流出が問題になりました。2023年発売の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」では、発売の10日以上前にゲームデータが流出しました。

ただし、このときはダウンロード版のデータ解析ではなく、パッケージ版のゲームカードが発売前に流通したことが主な原因でした。当時はNintendo Switch向けのエミュレーターも広く利用されており、流出したデータを実際に動作させられる環境が整っていました。

一方、Nintendo Switch 2では、現時点で同様の環境が十分に整っているとはいえません。今回の脱獄手法によってどこまでゲームデータの解析が可能になるのかは、まだ不透明です。

もっとも、発売前の流出リスクはデータ解析だけに限りません。2025年6月には「ドンキーコング バナンザ」のパッケージ版が発売日前に購入者の手に渡り、ストーリーに関する情報が広まった事例もありました。

「時のオカリナ」リメイクでも、事前ダウンロードされたデータの解析や流通段階での情報流出が懸念されますが、現時点で大規模な流出が確認されたわけではありません。発売前のゲーム内容がどこまで明らかになるのか、今後の動向が注目されます。

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