Switch 2のゲームキーカード、通常カートリッジ版への変更が困難か。販売店が任天堂の方針を示唆

Nintendo Switch 2向けゲームの販売形式をめぐり、任天堂がゲームキーカードから通常のゲームカードへの変更を制限する方針を設けているとの情報が浮上しました。カナダのゲーム販売店Video Games PlusがSNS上で明らかにしたもので、ゲームキーカードで発売されたタイトルは、後から通常のカートリッジ版を発売できない可能性があるといいます。ただし、任天堂から公式な説明はなく、制限の具体的な理由も明らかになっていません。

ゲームキーカードから通常版への変更を制限か

Switch 2では、ゲームデータの大部分をカードに収録した従来型のゲームカードに加え、ゲームの起動に必要なキー情報を記録した「ゲームキーカード」も採用されています。

ゲームキーカードは、プレイするためにインターネット経由でゲーム本編をダウンロードする必要がある形式です。カードを購入してもゲームデータそのものがすべて収録されているわけではないため、パッケージ版でもダウンロード版に近い性質を持っています。

この仕様に対しては、ゲームを物理メディアとして保管したいコレクターや、将来的な保存・再プレイのしやすさを重視するユーザーから批判の声が上がっています。

そうしたなか、Video Games PlusはSNSへの投稿で、ゲームキーカードを採用したSwitch 2向けタイトルが通常のゲームカード版に切り替えられない理由について、任天堂の方針による制限があると説明しました。

その後、同店は削除した投稿について補足し、任天堂が理由もなく意図的にパブリッシャーを妨害しているという意味ではないと釈明しています。制限には何らかの合理的な理由があるとの見方を示したものの、具体的な事情については明らかにしていません。

任天堂が制限する理由は不明

現時点では、任天堂がどのような目的でこの方針を設けているのかは分かっていません。

記事では、販売形式が増えることで購入者が混乱するのを避けるためではないか、という可能性も紹介されています。Switch 2では、ニンテンドーeショップでのダウンロード購入に加えて複数のパッケージ形式が存在するため、同じタイトルでも購入方法によって仕様が異なれば、ユーザーが選択に迷う可能性があります。

ただし、これはあくまで推測であり、任天堂が実際にそのような理由で制限していると確認されたわけではありません。

ゲームキーカードをめぐっては、発売前後に販売形式が変更された事例もあります。たとえば『R-Type Dimensions III』では、パブリッシャーのININが通常のゲームカードでの発売に切り替えました。ただし、変更によって販売価格が当初の告知より高くなったとされています。

低価格のゲームカードも登場、選択肢は広がるか

通常のゲームカードをめぐっては、製造コストの高さも課題となっています。従来は64GBのカードが中心になるとの見方があり、小規模な開発会社にとっては、ゲームの容量が小さくても割高なメディアを採用せざるを得ない可能性が指摘されていました。

しかし、最近では32GBのゲームカードを採用した『Stellar Blade Complete Edition』も登場しています。こうした低容量のカードが利用できるようになれば、比較的小規模なタイトルでも通常のゲームカードを選びやすくなる可能性があります。

物理メディアを重視するユーザーにとっては、ゲームキーカード以外の選択肢が増えることが望ましい展開です。一方、任天堂の方針によって発売後の販売形式の変更が難しいのであれば、パブリッシャーは発売前の段階で慎重に判断する必要があります。

今回の情報は販売店の説明に基づくもので、任天堂による公式発表ではありません。通常のゲームカードへの変更がどの範囲で制限されているのか、また今後方針が見直される可能性があるのか、引き続き注目されます。

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