サムスンの最新フラッグシップ、Galaxy S22シリーズ。
S22とS22+に関しては前モデルから300mAhもバッテリー容量が減り、電池持ちの悪化が心配されています。
しかし今回、韓国ユーザーのYoutubeでの検証動画から、このGalaxy S22シリーズのバッテリー持ちが実際にはS21と比較してもかなり良い可能性がでてきました。
Galaxy S22シリーズ、高負荷時のバッテリー持ちは相当優秀?
右からGalaxy S22 Ultra、Galaxy S22+、Galaxy S22、Galaxy S21、Galaxy Z Fold3、そしてiPhone 13 Pro Maxで、特定動作後のバッテリー残量を比較する、というもの。
まずは4K動画を60FPSで約1時間40分撮影した直後:
Galaxy S22はS21よりもバッテリー容量が大幅に少ないにもかかわらず、残量は75%となっており、57%のS21より2割以上も残量が多くなっています。
また、バッテリー持ちの王者と言われているiPhone 13 Proも大きく上回っており、これは結構な快挙ではないでしょうか。
そしてさらに1時間半ほど動画を再生:
残量の差はほとんど変わっていませんが、ここでもやはりS22のバッテリー持ちはS21よりも良好。
さらに動画再生を続けると:
最終的にはS22同様、前モデルから300mAhバッテリー減量されているGalaxy S22+のバッテリー持ちが一番良い、という結果に。
これはかなり意外な結果です。
発熱が少ない→高い電力効率→バッテリー持ち良し?
先日、サムスン公式サイトからの情報として、Galaxy S22やS22+のオーディオ再生時のバッテリー持ちは前シリーズと比べて大幅に劣る、という件についてお伝えしました。
一方、今回はそれとはいわば真逆の結果で、両者は一見矛盾するようにもみえます。
が、考え方によってはそうでもなさそう。
というのも、オーディオ再生など、発熱の少ない低負荷時の使用ではバッテリー容量の差がそのままバッテリー持ちに反映される傾向が強いと思われます。
一方、今回の検証動画での動作は4K動画撮影など、比較的高負荷なもので、Galaxy S22シリーズはバッテリー持ちだけでなく、発熱抑制という点でもGalaxy S21より大きく優れていることが明らかになっています。
4K動画撮影直後のGalaxy S21の端末温度は50度以上↓
一方、Galaxy S22の温度は38度台と、S21とは10度以上の温度差↓
発熱は電力効率を悪化させ、結果的に電池持ちを悪くすると言われています。
ひょっとするとGalaxy S21よりも優れた発熱制御によりバッテリー効率を向上。これが結果的にバッテリー持ちの良さに繋がっているのかもしれません。
公式とはいえ、オーディオ再生のみという実使用とは程遠い環境での電池持ちと、非公式ながら動画撮影や動画再生など、比較的実使用に近い使用における電池持ち。
どちらが正しいとは一概には言えない部分もありますが、少なくとも一般的な使用においてGalaxy S22のバッテリー減量は必ずしも顕著なバッテリー持ち大幅悪化、となるとは限らない可能性がでてきたことは確かだと思います。
ソース:Youtube
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