5,000Hzのタッチサンプリング対応ゲーミングタブレット、iQOO Pad Ultraが正式発表

iQOOは9月22日、中国で新型ゲーミングタブレット「iQOO Pad Ultra」の詳細を正式に公開しました。8.8インチのディスプレイを搭載しながら、本体の厚さを5.74mm、重量を298gに抑えたコンパクトなモデルで、最大5,000Hzの瞬間タッチサンプリングや内蔵冷却ファンなど、ゲームプレイを意識した機能を多数搭載しています。

iQOO Pad Ultraは中国で9月29日に正式発表される予定です。今回の事前公開では、本体デザインに加えて、タッチ操作、冷却機構、振動機能、専用アクセサリーなどの詳細も明らかになりました。

8.8インチながら298gのコンパクトボディ

iQOO Pad Ultraは8.8インチのディスプレイを搭載し、本体には金属製ボディを採用しています。

厚さは5.74mmと非常に薄く、重量も298gに抑えられています。一般的な大型タブレットとは異なるコンパクトなサイズを生かし、ゲームをプレイする際に両手で持ちやすい設計を狙ったモデルとみられます。

ゲーミング用途では、ディスプレイそのものだけでなく、タッチ入力の応答性も重要になります。Pad Ultraは最大500Hzのマルチタッチサンプリングに対応するほか、瞬間的には最大5,000Hzのタッチサンプリングを実現します。

5,000Hzという数字はディスプレイのリフレッシュレートではなく、タッチ入力を検出する頻度を示すものです。さらに、新世代のタッチシステムやジャイロスコープも搭載されています。

冷却ファンを本体に内蔵

もう一つの大きな特徴が、タブレット本体にアクティブ冷却ファンを内蔵していることです。

搭載されるファンは30×30×3.5mmの小型サイズながら、放熱面積は1,661平方mmに達します。最大回転数は14,500rpm、風量は最大0.94CFMとされています。

ゲームを長時間プレイするとSoCなどから大量の熱が発生します。そこで冷却ファンを使って内部の熱を積極的に排出し、高負荷時の性能低下を抑える設計になっています。

5.74mmという薄型ボディに冷却ファンを組み込んでいる点も、Pad Ultraならではの特徴です。

スピーカーや振動機能もゲーム向けに強化

ゲーム向けのハードウェアとして、左右対称のデュアルスピーカーとデュアルX軸リニアモーターも搭載します。

サウンドによるゲームへの没入感だけでなく、振動によるフィードバックも活用できる構成です。

さらに、iQOOはPad Ultra向けに伸縮式のゲームコントローラーや背面グリップも用意しています。タブレット単体だけでなく、専用アクセサリーと組み合わせてゲーム機に近い操作環境を構築できるようにしています。

新しいゲーム技術も9月23日に公開へ

iQOOは9月23日にゲーム関連の技術イベントを開催し、Pad Ultraに採用する「3+2」ゲーム技術フレームワークを発表する予定です。

Pad Ultraには新世代のMonster Super Core Engineや、iQOOが独自開発したスケジューラーも採用されています。ただし、現時点ではこれらの技術が具体的にどのような処理を行うのかまでは明らかにされていません。

中国国内ではすでにiQOOとvivoの店舗で実機展示が始まっており、正式発表前から実際にPad Ultraを試せる状態になっています。

iQOO Pad Ultraの正式発表は、中国時間9月29日午後7時を予定しています。価格や具体的な販売構成はまだ公開されておらず、中国以外での発売についても現時点では案内されていません。

8.8インチ、298gというコンパクトな筐体に、最大5,000Hzのタッチサンプリング、内蔵冷却ファン、リニアモーター、専用コントローラーまで詰め込んだPad Ultra。9月29日の正式発表では、これまで明らかになっていないSoCやディスプレイの詳細、実際のゲーム性能、価格などが注目されます。

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