
Motorolaが新型フラッグシップスマートフォン「Motorola Signature 27」を正式発表しました。Qualcommの最新チップを搭載するほか、Bang & Olufsen(B&O)との提携によるサウンド機能、200MPペリスコープ望遠カメラ、7年間のOS・セキュリティアップデートなどを特徴としています。
今回の発表は、米ハワイで開催されているSnapdragon Summit 2026に合わせて行われました。MotorolaはSignature 27を、同社の最新技術を集めた次世代フラッグシップとして位置付けています。
Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載
最大の変更点の一つが、SoCです。
Signature 27には、Qualcommの「Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6」を搭載します。Motorolaは新チップを採用することで、AI処理やゲーム、動画撮影など、高い負荷がかかる用途での性能向上を狙っています。

発熱対策としては「ArcticMesh」と呼ばれる冷却システムを採用しました。ダイヤモンドを配合したサーマルゲルや液体金属、銅メッシュ、3Dベイパーチャンバーを組み合わせた構造となっており、AI処理やゲーム、動画撮影時の持続的な負荷に対応するとしています。
Sony LYTIA 910の50MPメインカメラを採用
カメラもSignature 27の大きな特徴です。
メインカメラには、50MPのSony LYTIA 910センサーを採用します。1/1.28インチサイズのセンサーで、Sonyとして初めてLOFIC技術を採用したセンサーとされています。

さらに、200MPのペリスコープ望遠カメラも搭載します。これまでのMotorola製フラッグシップとは異なる、かなり大型のカメラ構成となっています。
動画撮影では「Video Enhancement Engine」を搭載。シーンを撮影前と撮影中にAIで分析し、色調をリアルタイムに調整する仕組みです。
また、Qualcommの手ブレ補正技術と3.5度のOISを組み合わせることで、歩きながらの撮影やパンニング、手持ち撮影時の安定性を高めています。
B&Oとの提携でサウンドを強化

Signature 27では、MotorolaとBang & Olufsenの提携も大きなポイントです。
MotorolaにとってB&Oのサウンド技術を採用するスマートフォンは今回が初めてとなります。B&Oはサウンドチューニングや音響モードなどでSignature 27に関わるとされています。
これまでMotorolaのSignatureシリーズでは別のオーディオブランドとの協業が行われていましたが、Signature 27ではB&Oとの新たなパートナーシップへ移行しました。
今回の提携は単なるブランドロゴの採用ではなく、スマートフォンの音響体験そのものを強化する取り組みとして位置付けられています。
背面素材にもこだわったデザイン

本体フレームにはアルミニウムを使用し、カメラ部分にはセラミックとブラッシュドアルミニウムを組み合わせています。
カラーバリエーションは「PANTONE Coal Smoke」と「PANTONE Capulet Green」の2色です。

特にCoal Smokeでは織物のようなテクスチャーを採用しており、グリップ感や耐久性を高めています。一方、Capulet Greenはより柔らかな手触りを意識した仕上げとなっています。
ガラス背面を採用する一般的なフラッグシップとは異なり、素材そのものをデザインの一部として見せる方向性がSignature 27では強くなっています。
Android 17を搭載し7年間サポート
ソフトウェア面も大きく強化されました。
Signature 27はAndroid 17を搭載して出荷され、Motorolaは7回のメジャーOSアップデートと7年間のセキュリティアップデートを約束しています。
つまり、OSとセキュリティの両面で7年間にわたってサポートされることになります。Motorolaはすでに初代Signatureでも最大7年間のOS・セキュリティアップデートを掲げており、長期サポートをSignatureシリーズの特徴として継続する形です。
2026年中に世界各地で発売へ
Motorolaによると、Signature 27は2026年中に世界各地の市場で発売される予定です。ただし、現時点では具体的な発売日や価格、対象地域の詳細は明らかにされていません。
北米については、Motorolaが今後数カ月以内の発売を案内しています。
Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6、Sony LYTIA 910、200MPペリスコープ、B&Oオーディオ、そして7年間のソフトウェアサポートを組み合わせたSignature 27は、初代モデルから大きく方向性を変えたフラッグシップになっています。

