
Googleが新たなノートPCカテゴリーとして投入する「Googlebook」が正式に始動しました。AndroidとChromeOSの強みを組み合わせた新しいOSを採用し、GeminiによるAI機能やAndroidスマートフォンとの連携を重視した製品です。2026年9月21日から予約受付が始まり、10月4日から米国で販売されます。
Snapdragon X EliteでAI処理を強化
今回発表されたGooglebookの一部モデルには、QualcommのSnapdragon X Eliteが搭載されます。12コアのOryon CPUを最大4GHzで動作させるほか、最大45 TOPSの処理能力を持つHexagon NPUを備えており、生成AIやエージェント型AIの処理を端末側で実行することを重視した構成です。
Googlebookは単にChromebookを高性能化した製品ではなく、AndroidをベースにChromeOSの要素を組み合わせた新しいカテゴリーとして位置付けられています。GoogleもChromebookとは別の製品群として説明しており、より高性能なハードウェアとAI機能、Androidスマートフォンとの連携を前面に押し出しています。
Androidスマホとの連携が大きな特徴に
Googlebookで特に注目されるのが、Androidスマートフォンとの連携機能です。
スマートフォン内のファイルをPCから直接扱える「Quick Access」、スマートフォンの対応アプリをGooglebook上で利用できる「Cast my Apps」、作業を別の端末へ引き継ぐ「Continue On」などが用意されます。
さらに、Geminiを活用した「Magic Pointer」や「Rambler」などのAI機能も搭載され、画面上の情報やメール、カレンダーなどをもとに、ユーザーが必要とする情報を提示したり、文章作成を支援したりできる設計です。
Androidアプリはネイティブ対応となっており、スマートフォン向けアプリやゲームをGooglebook上で利用できる点も特徴です。従来のChromebookとは異なり、AndroidをPC利用の中心に据えたプラットフォームを目指していることが分かります。
DellやHPなど5社が第1弾モデルを投入
第1弾のGooglebookは、Dell、HPだけでなく、Acer、ASUS、Lenovoからも登場します。Googleによると、これら5社が初期のパートナーとなり、複数の価格帯やフォームファクターの製品を展開します。
Snapdragon X Eliteを搭載するモデルでは、HP Googlebook 14やDellのXPS Googlebookが用意されます。HP Googlebook 14は3K OLEDタッチディスプレイや5MPカメラを採用し、最大19時間のバッテリー駆動をうたっています。
DellのXPS Googlebookは13インチ級のプレミアムモデルで、Snapdragon X Eliteを搭載し、2.5Kタッチディスプレイやアルミニウム筐体を採用しています。
Googlebook全体の価格は899ドルから1299ドルの範囲となっており、一般的なChromebookよりも明らかに高いプレミアムノートPC市場を狙っています。
PCとしての基本性能も充実
Snapdragon X Elite搭載モデルは、Wi-Fi 7やBluetooth 5.4、LPDDR5Xメモリに対応し、最大3台の4Kディスプレイを60Hzで接続できます。さらに4K HDR撮影や4K/120fps動画のデコードにも対応するなど、AIだけに特化した構成ではありません。
一方で、Googlebookの価値を左右しそうなのはハードウェア性能だけではなく、対応アプリの充実度です。GoogleはAndroidアプリをネイティブで動かせる環境を用意していますが、WindowsやmacOS向けの本格的なデスクトップアプリがすべて揃っているわけではありません。
Googlebookは、Androidスマートフォンを中心に利用し

