
次世代ゲーム機のPlayStation 6では、AMDの「Neural Texture Compression」に対応したハードウェアを搭載し、ゲームのデータ容量を大幅に削減する可能性があると報じられています。特に高解像度テクスチャの圧縮効率が大きく向上し、現在のゲームで問題になっているストレージ容量の圧迫を軽減できるとされています。
テクスチャ容量を最大85%削減か
今回の情報によると、AMDのニューラルネットワークを利用した圧縮技術では、従来のブロック圧縮方式と比べて高解像度テクスチャのデータ量を平均85%削減できるとされています。
仮に150GBのゲームでこの圧縮技術を利用した場合、必要なストレージ容量は約25GBまで減少する計算です。しかも、テクスチャやジオメトリの見た目を損なわずに圧縮できることが特徴とされています。
この数字がそのまま実際のゲーム容量に反映されるとは限りませんが、容量の大きなタイトルが増え続けている現在のゲーム環境では、大きな意味を持つ技術になりそうです。
1TB SSDに大型タイトルを約40本保存?
記事では、圧縮効率がそのままゲーム容量に反映された場合、1TBのSSDに大型タイトルを約40本保存できる可能性があるとしています。
一方、現在のPlayStation 5では、1TBクラスのストレージでも大型ゲームを6~7本程度しか保存できないケースがあるとされており、単純比較では大きな差になります。
さらに、AMD GPU側でテクスチャをリアルタイムに展開することで、メモリ帯域の負荷を抑えながらVRAMの空き容量を確保できるというメリットもあるようです。
メモリ価格高騰への対策にも
この技術が注目される背景には、AIデータセンターの急増によるRAMやフラッシュメモリの供給不足と価格上昇があります。次世代ゲーム機ではメモリやストレージのコストが本体価格を押し上げる要因になる可能性があり、ハードウェア側でデータ量を効率化できれば、こうした影響を抑えられる可能性があります。
今回の情報では、PS6が1TB SSDを標準搭載しながら、ストレージ容量を増やさずに大容量ゲームへ対応できるとの見方も示されています。ただし、AMDの技術採用や具体的な圧縮率、PS6のストレージ構成について、ソニーから正式な発表があったわけではありません。
ゲーム容量の肥大化とメモリ・ストレージ価格の上昇が同時に進むなか、PS6でこうしたニューラル圧縮技術が実際に採用されれば、ゲームの大容量化に対する新たな解決策になる可能性があります。


