
Samsungが、Galaxy Z Fold8のユニークな広告キャンペーンを展開しています。今回起用されたのはAppleのCEOを務めるティム・クック氏ではなく、ニュージーランドで不動産エージェントとして働く同姓同名の人物です。Appleが折りたたみスマートフォン市場に参入したタイミングに合わせ、SamsungらしいユーモアでGalaxy Z Fold8をアピールしています。
Apple参入を絶好の機会に
この広告はSamsung New Zealandが公開したもので、ニュージーランドのPalmerston NorthでHarcourtsの不動産エージェントを務めるティム・クック氏が登場します。
動画では、ティム・クック氏にGalaxy Z Fold8を手渡し、Galaxyに関する発表をしてもらうという内容になっています。Appleのティム・クック氏を知る人であれば、一瞬ドキッとするような演出ですが、実際にはまったく別人というオチです。
今回のキャンペーンが公開された背景には、Appleが初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を発表したことがあります。
Samsungは2019年に初代Galaxy Foldを投入して以来、折りたたみスマートフォン市場を継続的に開拓してきました。Appleの参入によって競争が激しくなるなか、Samsungにとっては自社が長年このカテゴリーに取り組んできたことをアピールする絶好のタイミングでもあります。
Galaxy Z Fold8は軽量化も大きな特徴
Galaxy Z Fold8は2026年7月に発売されたSamsungの最新折りたたみスマートフォンです。
5.5インチのカバーディスプレイと7.6インチのメインディスプレイを搭載し、本体重量は201g。Samsungは歴代Foldシリーズの中で最も軽量なモデルとしています。
一方、AppleのiPhone Duoも7.6インチの大型内側ディスプレイを搭載するとされますが、本体重量は254gとGalaxy Z Fold8より重くなっています。
今回の広告は、こうした製品そのものの競争だけでなく、Appleが折りたたみ市場へ参入したこと自体をSamsungがマーケティングに取り込んだものと言えそうです。
SamsungはこれまでもiPhoneやAppleを意識した広告を数多く展開してきました。今回のキャンペーンでは、Appleを象徴する人物と同じ名前を持つ人物を実際に起用するという、かなり分かりやすい方法で対抗しています。
折りたたみスマートフォン市場で先行してきたSamsungが、Appleの参入をどのように迎え撃つのか。製品性能だけでなく、今後の広告展開にも注目が集まりそうです。


