2026年Q2の世界スマホ生産台数、Samsungが23%で首位 Appleが19%で続く

TrendForceが発表した最新の調査によると、2026年第2四半期(4~6月)の世界スマートフォン生産台数は約2億7,500万台となりました。前年同期比では8%減少したものの、消費者による前倒し購入やメーカーによる生産計画の調整などが支えとなり、当初の予想を上回る結果になったとしています。

この状況を受け、TrendForceは2026年通年の世界スマートフォン生産台数の予測も引き上げました。従来の10億5,000万台から2,000万台増となる10億7,000万台へ上方修正され、前年比の減少率も16%から14%へ縮小する見通しです。

Samsungが6,200万台を生産して世界首位

メーカー別ではSamsungが約6,200万台を生産し、世界トップとなりました。前年同期比では約7%増加しており、世界全体の生産台数に占める割合は約23%に達しています。

Samsungでは、フラッグシップモデルの新製品投入時期が比較的遅かったことに加え、中低価格帯モデルでODMによる生産の比率を高めたことが生産増につながったとみられています。

特にメモリ価格の上昇によるコスト負担を抑えながら、価格競争力を維持する狙いがあるようです。ハイエンドだけでなく中低価格帯まで含めた生産体制の見直しが、今回の生産台数増加に寄与した形です。

Appleは5,200万台で2位に

2位となったのはAppleで、2026年第2四半期の生産台数は約5,200万台でした。前年同期比では約14%増と、主要メーカーの中でも大きな伸びを記録しています。

世界全体に占めるシェアは約19%となり、Samsungとの差は約4ポイントです。TrendForceは、iPhone 17シリーズの価格戦略が生産増を後押ししたと分析しています。

一方、今後については注意すべき点もあります。AppleはiPhone 18シリーズで値上げが予想されており、価格上昇が実際の販売台数にどのような影響を与えるのかが焦点になりそうです。

OPPO、小米、vivoが続く

3位はOPPOで、生産台数は約3,000万台、世界シェアは約11%でした。続く4位の小米は約2,900万台で約10%、5位のvivoは約2,100万台で約8%となっています。

この3社についてTrendForceは、市場シェアを大きく伸ばすことよりも、現在のポジションを維持しながら収益性を安定させることを重視していると分析しています。

今回の調査からは、スマートフォン市場全体では前年から縮小が続いている一方、SamsungやAppleなど主要メーカーの生産動向には明暗が分かれていることが分かります。

特にSamsungとAppleは2026年第2四半期に前年同期比で生産台数を伸ばしました。今後はメモリ価格の上昇や端末価格の値上げが市場にどの程度影響するのかが、下半期のスマートフォン市場を左右する重要な要素になりそうです。

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