
発売されたばかりのGoogle Pixel 11シリーズで、Google Mapsの新機能「Immersive Navigation」が利用できなくなる問題が報告されています。Pixel 10 Pro XLでは使えていた機能が、Pixel 11 Pro XLへの機種変更後に消えてしまったというユーザーがいるようです。新世代Pixelでは発売直後から複数の問題が報告されており、今回もユーザーの間で困惑が広がっています。
Pixel 11でGoogle Mapsの新機能が利用できない?
今回問題となっているのは、Google Mapsに導入された「Immersive Navigation」です。
この機能は、従来よりも周囲の状況を把握しやすくすることを目的としたナビゲーション機能で、建物や高架、地形などを立体的に表示するほか、車線、横断歩道、信号機、停止標識といった道路上の情報もより詳細に確認できるのが特徴です。
GoogleのGeminiモデルを活用し、最新のストリートビューや航空写真を分析することで、ルート周辺のランドマークや道路の形状などをより正確に表示する仕組みとされています。
ところが、一部のPixel 11ユーザーから、この機能がGoogle Mapsから利用できなくなったとの報告が出ています。
特に、Pixel 10 Pro XLで同機能を利用していたユーザーがPixel 11 Pro XLへ移行したところ、以前まで表示されていたImmersive Navigationが見つからなくなったケースが報告されており、単純な機能の存在を知らないユーザーだけの問題ではないようです。
まだ提供地域が限られる機能という事情も
もっとも、今回の問題をPixel 11固有の不具合と断定するのは早いかもしれません。
Immersive Navigation自体がまだ世界中で提供されているわけではなく、現在は米国の一部ユーザーを対象に段階的な展開が進められている段階です。そのため、利用できるかどうかは端末だけでなく、地域やアカウントなどの条件によっても変わる可能性があります。
現時点でGoogleから正式な修正方法は案内されていませんが、Android Autoのチームメンバーが、影響を受けているユーザーにメールで連絡し、詳しい情報を確認する可能性があると伝えたとされています。
Pixel 11シリーズは発売されたばかりで、現在は予約購入者などへの製品到着が始まった時期です。そのため、今回の問題がどの程度広範囲に発生しているのかについても、まだ判断できない状況です。
Pixel 11では発売直後から複数の問題が報告
今回のGoogle Mapsの問題が注目されている理由の一つは、Pixel 11シリーズで発売直後から複数のトラブルが報告されていることです。
さらに、Pixel 11ではハードウェアメモリタグ付け機能のMTEが搭載されていないことも指摘されています。MTEはメモリ関連の脆弱性対策に利用されるセキュリティ機能で、プライバシー重視のAndroid OSであるGrapheneOSの開発者からも、この仕様について批判的な意見が出ています。
Pixel 11ではセキュリティ面での新たな強化も行われていますが、従来モデルに搭載されていた機能が省かれたことについては、セキュリティを重視するユーザーを中心に懸念材料となっています。
Pixel 11シリーズはGoogleにとって最新世代のフラッグシップですが、発売直後からソフトウェアとハードウェアの両面でさまざまな話題が続いています。今回のGoogle Mapsの問題については、実際の影響範囲や原因が明らかになるまで、もう少し状況を見守る必要がありそうです。

