
サステナブルなスマートフォンで知られるFairphoneが、新モデル「Fairphone 6 Plus」を発表しました。従来モデルの特徴を引き継ぎながらプロセッサーとメモリを強化しており、性能面を底上げしています。また、Fairphoneとして初めて米国で正式販売されるモデルとなります。
Snapdragon 7s Gen 4と12GB RAMで性能を強化
ディスプレイは従来モデルと同じ6.31インチのLTPO AMOLEDで、解像度は2484×1116、リフレッシュレートは最大120Hzです。最大1,400ニトの明るさやHDR10、濡れた指での操作、手袋モードにも対応し、画面にはGorilla Glass 7iを採用しています。

大きく変わったのが内部性能です。Fairphone 6 Plusでは、新たにSnapdragon 7s Gen 4を搭載。さらにRAMも12GBへ増量され、従来モデルの8GBから4GB増えています。
Fairphoneによると、プロセッサーとメモリの強化によって、アプリの起動やアプリ間の切り替え速度は従来モデルから最大24%向上しているとのことです。
ストレージは256GBのUFS 3.1のみですが、microSDカードスロットを搭載しており、最大2TBまで容量を追加できます。最近ではmicroSDカードスロットを省くスマートフォンが増えているだけに、長期間使うことを前提としたFairphoneらしい仕様といえます。
カメラやバッテリーは従来モデルを継承
カメラ構成も大きな変更はありません。背面には光学式手ブレ補正に対応した5,000万画素のSony LYTIA 700Cメインカメラと、画角120度の1,300万画素超広角カメラを搭載しています。
フロントカメラは3,200万画素で、電子式手ブレ補正に対応します。
そのほか、側面指紋認証、デュアルSIM、NFC、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、ステレオスピーカーなどを搭載。防塵・防水性能はIP55です。
バッテリー容量は4,415mAhで、30Wの有線急速充電に対応します。Fairphoneの特徴でもある着脱式バッテリーを採用しているため、バッテリーが劣化した場合でもユーザー自身で交換できます。
12カ所を自分で交換できるモジュール設計

Fairphone 6 Plus最大の特徴は、性能だけではありません。
従来モデルから引き続き、修理や部品交換を前提としたモジュラー設計を採用しています。ユーザー自身で最大12カ所のパーツを交換できるほか、5年間の製品保証も提供されます。
OSはAndroid 16を搭載して出荷され、今後6回のメジャーAndroidアップデートが予定されています。
また、Android 16をベースにFairphone独自のソフトウェアも用意されており、新しいギャラリーアプリや「Fairphone Moments」のアップデートなどが利用できます。これらの新機能は、従来のFairphone 6にも提供される予定です。
価格は約10%上昇、米国でも正式販売へ
Fairphone 6 Plusはすでに販売が開始されており、欧州での価格は649ユーロです。Fairphone 6の発売時価格から50ユーロ値上げされています。
また、/e/OSを搭載したモデルは699ユーロで販売されます。
さらに注目されるのが米国展開です。Fairphone 6 Plusは同社として初めて米国で正式に販売されるモデルとなり、価格は649.99ドルです。
カラーバリエーションはHorizon Black、Forest Greenに加えて、新色のCobalt Blueを用意しています。カードホルダーやフィンガーループ、保護ケースなどのアクセサリーもCobalt Blueで統一できます。
Fairphone 6 Plusは、最新チップセットによる性能向上を実現しながら、交換可能なバッテリーや修理しやすい設計、長期的なソフトウェアサポートといったFairphoneならではの特徴も維持しています。価格は上昇しましたが、スマートフォンを数年単位で長く使いたいユーザーにとっては、依然としてユニークな選択肢となりそうです。


