
Samsungの折りたたみスマートフォン戦略に、大きな変化が起きる可能性があります。2026年に発売されたGalaxy Z Fold 8が好調な売れ行きを見せていることを受け、Samsungが2027年に新たな横開き型の折りたたみスマートフォンを投入するとの情報が浮上しました。従来モデルよりもさらに横長のディスプレイを採用し、動画視聴などのメディア用途を重視した端末になるとみられています。
2027年の折りたたみスマホは5機種に?
韓国メディアのETNewsによると、Samsungは2027年の折りたたみスマートフォンとして、5機種を展開する計画を進めているとされています。
ラインアップには、2026年モデルの後継機となるGalaxy Z Fold 8、Galaxy Z Flip 8、Galaxy Z Fold 8 Ultraの後継モデルに加え、3つ折りタイプの新モデル、そして今回新たに情報が出てきた横開き型の折りたたみスマートフォンが含まれる見通しです。
特に注目されるのが、新しい横開きモデルです。
現在のGalaxy Z Fold 8は、従来のGalaxy Z Foldシリーズと比べて横幅が広くなり、動画や写真などのコンテンツを楽しみやすいディスプレイを採用しています。一方で、動画視聴という観点では、まだ改善の余地があるとされています。
そこでSamsungは、さらにメディア視聴に適した画面比率を持つ新型モデルを開発している可能性があります。
動画視聴に最適化したディスプレイを採用か
ETNewsが業界関係者の話として伝えているところによると、新しい横開きモデルでは、Galaxy Z Fold 8のような4:3に近い画面比率ではなく、動画視聴に適したアスペクト比を目指しているとされています。
具体的な画面比率やサイズはまだ明らかになっていませんが、動画コンテンツで一般的に採用されている16:9は有力な候補になりそうです。
折りたたみスマートフォンは、閉じた状態では持ち運びやすく、開けば大画面を利用できることが大きな魅力です。その一方で、一般的なスマートフォンやテレビで見る16:9動画を表示すると、上下または左右に余白が生じやすいという問題があります。
Samsungが新モデルで動画視聴を最優先した画面比率を採用すれば、単純にディスプレイを大型化するのではなく、折りたたみスマートフォンの使い方そのものを変えるモデルになる可能性があります。
Appleの折りたたみiPhoneを意識した動き?
今回の計画が注目される理由の一つが、Appleの折りたたみiPhoneの存在です。
Appleは2027年にも初の折りたたみiPhoneを投入すると報じられており、これまでの情報では4:3に近いアスペクト比を採用するとの見方もあります。Samsungにとっては、これまで折りたたみ市場をリードしてきた立場を維持できるかどうかが重要な局面を迎えることになります。
Galaxy Z Fold 8が好調なのは、単に折りたためることだけでなく、従来より横幅を広げたことで動画やWebサイトなどのコンテンツを楽しみやすくしたことも理由の一つと考えられます。
そのためSamsungがさらに横長のモデルを投入するのであれば、Galaxy Z Fold 8で得た反応を次の製品に反映したものと見ることができそうです。
2027年には通常の横開きモデル、Flipシリーズ、Ultraモデル、3つ折りモデル、そして新たなワイドタイプまで加わる可能性があり、Samsungの折りたたみスマートフォンは一気に多様化することになります。
現時点では新しい横開きモデルの具体的な名称やディスプレイサイズ、発売時期などは不明です。ただ、Galaxy Z Fold 8の成功をきっかけに、Samsungが折りたたみスマートフォンを単なるコンパクトな大画面端末から、動画やゲームなどのエンタメ用途に特化したデバイスへと進化させようとしている可能性はありそうです。


