
Samsungの新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Flip8」が、韓国で過去最高となる144万台の予約を記録しました。これは2020年に登場した「Galaxy Note10」「Galaxy Note10+」が記録した138万台を上回る数字です。さらに、Galaxy Zシリーズとしての最高記録にとどまらず、Galaxy Sシリーズのフラッグシップモデルを含めても過去最高となる異例の記録となっています。
Galaxy Note10の記録を6年ぶりに更新
Galaxy Note10とNote10+は、2019年に韓国で138万台の予約を記録しました。

予約期間は11日間と比較的長かったものの、その後に登場したGalaxyシリーズでは、この数字を超えるモデルはなかなか現れませんでした。
ところが今回、Galaxy Z Fold8、Z Fold8 Ultra、Z Flip8の3機種が合計144万台の予約を獲得。Note10シリーズの記録を6年ぶりに更新しました。
しかも、今回の予約期間は水曜日から月曜日までと、わずか数日間だったとされています。予約期間の長さまで考慮すると、今回の勢いがいかに強かったのかが分かります。
Zシリーズの予約記録も大幅に更新
過去のGalaxy Zシリーズと比較しても、今回の数字は突出しています。
Galaxy Z Fold5とZ Flip5は、折りたたみスマートフォンとして当時最高となる102万台の予約を記録しました。続くZ Fold6とZ Flip6では91万台まで減少しましたが、2025年のZ Fold7とZ Flip7では104万台まで回復しています。
それでも今回のZ8シリーズが記録した144万台は、前年の104万台から約38%も増加しています。
さらに重要なのは、今回の記録が折りたたみスマートフォンだけを対象としたものではないことです。Galaxy Z8シリーズはSamsungのフラッグシップスマートフォン全体としても過去最高の予約台数を記録しました。
初めてGalaxy ZがSシリーズを上回る
2026年に発売されたGalaxy S26シリーズは、7日間の予約期間で135万台を記録し、Galaxy Sシリーズとして過去最高となっていました。
一方、2025年のGalaxy Z Fold7とZ Flip7は104万台で、Galaxy S25シリーズの約130万台には大きく及びませんでした。
ところが今回、Galaxy Z8シリーズは144万台を記録し、S26シリーズの135万台を約9万台上回っています。
Galaxy Noteシリーズは2020年に終了しており、そのポジションを担う形でGalaxy Zシリーズが展開されてきました。今回の記録は、折りたたみスマートフォンがSamsungのフラッグシップ市場において、従来のSシリーズを初めて予約台数で上回ったという意味でも大きな転換点となりそうです。
予約の7割をGalaxy Z Fold8が占める
今回の大幅な記録更新をけん引したのが、3機種の中でも「Galaxy Z Fold8」だったようです。
Z Fold8は従来モデルから横幅を広げた新しい折りたたみ形状を採用しており、今回の予約全体の実に70%を占めました。
特に30代以下の若年層や女性からの人気が高く、Z Fold8を予約したユーザーの半数をこれらの層が占めたとされています。
これまでGalaxy Z Foldシリーズは、比較的高価格なこともあり、一部のコアユーザーを中心とした製品という印象もありました。しかし、今回の予約状況を見る限り、より幅広い層へとユーザー層が広がっている可能性があります。
海外でも好調なスタート
Galaxy Z8シリーズは韓国だけでなく、海外でも好調なスタートを切っているようです。
インドでは発売前の3日間だけで27万1,000台の予約を記録しました。2025年のGalaxy Zシリーズが同じ27万1,000台に到達するまでには15日間を要しており、今年はわずか3日で同じ水準に到達しています。
Galaxy Z Fold8の新しい横長デザインが予約の大半を占めたことも考えると、Samsungが折りたたみスマートフォンの形状を見直したことが、ユーザーから好意的に受け止められている可能性があります。
Galaxy Noteシリーズの終了から6年。これまでSシリーズの後塵を拝してきたGalaxy Zシリーズが、ついに予約台数でSシリーズを上回りました。今回の記録更新は、Samsungにとって折りたたみスマートフォンが単なる特殊なカテゴリーではなく、主力フラッグシップの一角へと成長したことを示す出来事になりそうです。


