PlayStation VitaがXbox携帯機に変身 クラウドでHaloやForzaがプレイ可能に

ソニーの携帯ゲーム機「PlayStation Vita」が、発売から10年以上を経た今になって新たな注目を集めています。

海外では有志開発者によってXbox Cloud Gamingに対応する非公式アプリが開発されており、PlayStation Vita上で「Halo Infinite」や「Forza Horizon 5」といったXboxタイトルをプレイできるようになっています。

クラウドゲームでXboxタイトルをプレイ

フランスのPlayStation Vitaコミュニティによると、「Day-OS」と呼ばれる開発者が「GreenVita」というネイティブアプリを公開しています。

このアプリを利用することで、Xbox Cloud GamingのゲームをPlayStation Vitaへストリーミングできるようになります。

映像のデコードにはVita本体のH.264ハードウェアデコーダーを活用しており、「Halo Infinite」や「Forza Horizon 5」といったXbox Game Pass Ultimate対象タイトルを携帯機で楽しめる仕組みです。

まさにPlayStation Vitaが「携帯型Xbox」として生まれ変わる試みと言えるでしょう。

利用には改造済みVitaが必要

もっとも、この機能は誰でも利用できるわけではありません。

利用するためには以下の条件を満たす必要があります。

  • ホームブリュー環境を導入したPlayStation Vita
  • VitaShellのインストール
  • Xbox Game Pass Ultimateに加入したXboxアカウント

そのため、通常のPlayStation Vitaでは利用できず、本体の改造が前提となります。

開発はまだ初期段階

GreenVitaは現在も開発途中のソフトです。

PlayStation Vitaは2.4GHz帯のWi-Fiにしか対応していないため、通信環境によっては遅延や画質低下などが発生する可能性があります。

それでも最新版となるバージョン0.1.8では、以下のような改善が実施されています。

  • ストリーミングの安定性を向上
  • ブラックスクリーン発生時の復旧機能を改善
  • フレーム落ちや映像の乱れを軽減
  • 映像表示のレスポンスを改善

開発は順調に進んでおり、プレイ体験は少しずつ向上しているようです。

古いゲーム機を再活用する新たな可能性

PlayStation Vitaは2012年に発売され、美しい有機ELディスプレイや高い性能が評価された一方で、商業的には大きな成功を収めることはできず、生産終了となりました。

しかし今回のプロジェクトは、クラウドゲームによって旧世代のハードウェアでも最新ゲームを楽しめる可能性を示しています。

近年はゲーム機本体の価格が上昇傾向にあることもあり、こうした形で古いハードウェアを再活用する取り組みは、今後さらに注目を集めるかもしれません。

PlayStation Vitaはすでに公式のサポートが終了した携帯ゲーム機ですが、世界中の開発者コミュニティによって新たな活用方法が生み出されており、今なお根強い人気を維持していることを改めて印象付ける話題となっています。

ソース

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