未だにソニーからの正式発表はないXperia向けのAndroid 12アップデート予定とその対象機種ですが、すでに海外版に関しては少なくともXperia 1 IIIには1月中に、Xperia 5 IIIに関しても第1四半期中にアップデートの提供が開始されることがほぼ確実となっています。
そんな中、ドコモ版のXperia 5 II”らしき”、ちょっと不思議なAndroid 12搭載のベンチマークスコアが発見されました。
ご覧のように型番は「SO-52A」となっており、これはドコモ版のXperia 5 IIの型番です。
よって、一見するとドコモ版Xperia 5 II向けのAndroid 12アップデート間近、と思えるのですが、よく見るといくつかおかしな点が。
まず、Xperia 5 IIに搭載のチップセットはSnapdragon 865で、そのコード名は「kona」のはずですが、今回のベンチマークの「motherboard」の部分をみると「msmnile」となっており、これは一世代前のモデル、Xperia 5に搭載のSnapdragon 855のコード名。
また、Xperia 5 IIのメモリは8GB RAMですが、今回のものは6GB RAM。
さらにベンチマークスコアもSnapdragon 865搭載機種としては異常に低い数値となっています。
つまり、機種名とSO-52Aという型番以外で、スペック的にはこのモデルは完全にXperia 5、ということに。
しかし、少なくともドコモ版のXperia 5はすでにAndroid 12アップデートの対象外となることが確定しているので、それはそれで矛盾点がでてきます。
ベンチマーク自体がフェイクなのかGeekbenchによるなんらかの機種情報の読み取り間違いなのかは不明ですが、ちょっと気になる情報です。
ソース:Geekbench
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