Xperia 10 VIIIにも搭載有力? Snapdragon 6 Gen 5搭載「HONOR X80 Pro」のベンチマークスコアが初めて発見

2026年5月に正式発表されたQualcommの新型ミッドレンジ向けSoC「Snapdragon 6 Gen 5」を搭載するスマートフォンのGeekbenchスコアが初めて確認されました。

今回ベンチマークデータベース上で発見されたのは、中国メーカーHONORの未発表モデル「HONOR X80 Pro」(型番:HONOR BSN-AN00)です。Snapdragon 6 Gen 5を採用する端末のベンチマーク結果が確認されたのは今回が初めてとみられ、同チップセットの実力を占う上で興味深い結果となっています。

HONOR X80 ProのGeekbenchスコア

公開されたGeekbench 6のスコアは以下の通りです。

  • シングルコア:1,096
  • マルチコア:3,381

システム情報からはAndroid 16を搭載していることが確認できるほか、CPU情報には「QTI SM6850」の表記が見られます。SM6850はSnapdragon 6 Gen 5の型番として知られており、今回のベンチマーク結果は同チップセットを搭載した実機によるものと考えられます。

また、CPU構成は以下のようになっています。

  • 4コア:最大2.02GHz
  • 4コア:最大2.61GHz

近年のSnapdragon 6シリーズらしい省電力重視の構成を採用しているようです。

Xperia 10 VIIIにも搭載される可能性

Snapdragon 6 Gen 5は、2026年秋ごろの発売が予想されているソニーの次世代ミッドレンジモデル「Xperia 10 VIII」に搭載されるとの見方が強まっています。

そのため、今回のGeekbenchスコアはXperia 10 VIIIのおおよその性能を推測する上でも参考になりそうです。

性能向上は意外と控えめ?

一方で、今回のスコアを見る限り、性能向上幅はそれほど大きくない可能性があります。

現行のXperia 10 VIIに搭載されているSnapdragon 6 Gen 3のGeekbenchスコアは、

  • シングルコア:約1,000ポイント
  • マルチコア:約2,800ポイント

程度とされています。

これと比較すると、Snapdragon 6 Gen 5搭載のHONOR X80 Proは、

  • シングルコア:約10%向上
  • マルチコア:約20%向上

程度にとどまる計算になります。

Snapdragon 6 Gen 3から数えると2世代新しいチップセットとなるため、より大幅な性能向上を期待していたユーザーにとってはやや物足りない結果と言えるかもしれません。

もちろん、今回確認されたスコアは開発段階の端末によるものの可能性もあり、製品版では最適化によって多少スコアが向上する余地もあります。また、Snapdragon 6 Gen 5ではAI処理性能や電力効率、カメラ機能などCPUベンチマークだけでは測れない部分の進化も期待されています。

まとめ

Snapdragon 6 Gen 5搭載機として初めてGeekbenchに登場したHONOR X80 Proは、シングルコア1,096、マルチコア3,381というスコアを記録しました。

秋ごろに登場すると予想されるXperia 10 VIIIにも同チップセットが採用される可能性が高いことから、ソニーファンにとっても注目すべきベンチマーク結果と言えそうです。

ただし、現行のXperia 10 VII(Snapdragon 6 Gen 3搭載)と比較した場合の性能向上幅は限定的で、少なくともCPU性能に関しては「劇的な進化」というよりも着実なブラッシュアップに留まる可能性が高そうです。今後、GPU性能やAI処理能力、消費電力などの詳細な情報が明らかになることで、Snapdragon 6 Gen 5の真価が見えてくることになりそうです。