2021年もあと数日。
今年国内でリリースされたスマホは数あれど、良くも悪くも個人的に印象深いモデルがいくつかあり、そのうちの2つが今年前半にリリースされたAQUOS sense5Gと後半リリースのAQUOS sense6です。
機種にこれといった特徴があるわけではありませんが、興味深いのはこの2モデルに対するユーザーからの「評価の違い」。
世代の異なるこの2モデルですが、搭載チップは共通でSnapdragon 690 5G。
それにも関わらず、両モデルの評価には大きな差が出ており、価格.comの満足度(5段階評価)ではAQUOS sense6が3.65なのに対し、AQUOS sense5Gは2.29とAQUOS史上最低レベルになっています。
問い訳で今回は、このAQUOS sense6とsense5G、同一チップ搭載の半世代の違いでどうしてこのような評価の違いとなったのか、という点を価格.comのユーザー評価を参考に見てみたいと思います。
まずはAQUOS sense6の総合満足度評価。
ユーザーの7割以上が星5もしくは星4の評価をしています。
一方のAQUOS sense5は:
200件以上のレビューでなんと、全体の半数以上が星1の評価となっており、これはかなりレアです。
そしてこの満足度の違いは何に起因するものなのか?という点についてのヒントとなる項目別評価。
AQUOS sense6 ↓
AQUOS sense5G ↓
すべての項目においてAQUOS sense5Gはsense6に劣っていますが、中でも差が大きいのがレスポンス。
ちなみに価格.comの満足度評価は各項目の平均ではなく、独立した総合評価。
そしてAQUOS sense6とsense5Gは満足度では1.36ポイントの差ですが、他の項目の平均では0.58ポイントほどの差しかりません。
つまり、両者の間にはこの項目には表れない評価の差がある、ということに。
なお、ここで言う「レスポンス」と言えばサクサク動くか、アプリの起動は早いか、カクつくことはないか、といった動作の快適さを表す指標だと思います。
ただ、ここでのsense5Gのレスポンス低評価はおそらく一つの「結果」であって、根底には他の不具合が寄与していると思われます。
というのも、「国民機シリーズ」としてミッドレンジ市場で確固たる地位を築いてきたsenseシリーズですが、AQUOS sense5Gもそれを受け継ぎ高評価を受けると思いきや、いざ発売されてみると発熱やそれに起因すると思われるフリーズ、基板破損が原因と思われる再起動、WiFi不具合などが多発し「問題児スマホ」としての烙印を押されてしまっています。
そしてこれらが「レスポンス」の一部として低評価につながっていると思われます。
コメント
今年の春に発売になったsense5が12月には販売終了になっていた。8月にsense5に購入後、女房にも同じ機種をと思ってauショップに行ったらないとのこと。同じ機種なら操作方法が一緒だからと思ったけど、こんな理由があったとは。結局女房のスマホだけsense6になりました。
評価項目の比較画像、6か5Gかわかりませんけどどちらも同じ画像になってますよ