
Sonyが、サブスクリプションサービスPlayStation Plus利用者向けに、新たなアンケート調査を実施していることが話題になっています。
今回の調査は、直前に実施されたPlayStation Plusの値上げ後というタイミングもあり、ユーザーの不満や離脱リスクを探る狙いがあるのではないかと見られています。
PS Plusが全プランで値上げ
5月20日、SonyはPlayStation Plus各プランの価格改定を実施しました。
最も基本的な「Essential」は月額9.99ドルから10.99ドルへ値上げ。さらに「Extra」は14.99ドルから16.99ドル、「Premium」は17.99ドルから19.99ドルへ引き上げられています。
特にExtraとPremiumについては事前予想以上の値上げ幅だったとして、海外ユーザーを中心に反発の声が広がっています。
アンケートでは“価値”を重点調査
今回確認されたアンケートでは、PlayStation Plus全体の満足度や「サービスにどれだけ価値を感じているか」といった項目が含まれています。
さらに、PlayStation Store割引、クラウドセーブ、オンラインマルチプレイ、毎月配信されるPS4・PS5向けゲームラインナップなどについても細かく質問されているとのことです。
また、「今後も契約を更新したいと思うか」といった設問もあり、Sony側が実際に解約リスクをかなり意識している様子もうかがえます。
PS5本体値上げも重なり負担増
今回の反発が大きくなっている背景には、PS5本体価格の値上げもあります。
Sonyは4月にも、半導体コストや経済状況悪化を理由にPlayStation 5の価格改定を実施していました。
ハードウェア価格上昇については部品コスト高騰の影響として一定の理解を示すユーザーもいる一方で、そこにサブスク料金値上げまで重なったことで、「家庭用ゲーム全体のコスト負担が急激に増している」という不満が強まっています。
「オンライン有料」に不満の声も
特に批判が集まっているのが、オンラインマルチプレイを利用するためにEssential加入が必要な点です。
PCゲームでは基本無料でオンライン対戦できるタイトルが多いことから、「なぜコンソールだけ追加料金が必要なのか」という不満は以前から根強く存在していました。
さらに、毎月配布されるフリープレイタイトルについても、「ラインナップに当たり外れが大きい」と感じるユーザーは少なくありません。
Game Passとの差を指摘する声
比較対象としてよく挙げられているのが、Xbox Game Pass Ultimateです。
Game Passでは新作タイトルが発売初日から遊べるケースも多く、コストパフォーマンス面で優位だという意見もあります。
一方、PS Plus Premiumについては、レトロゲームやPS3タイトルを含む「クラシックスカタログ」の充実度に不満を抱くユーザーも多く、特に過去作品のラインナップ不足を指摘する声が目立っています。
日本価格への影響にも注目
なお、現時点では日本国内向けPlayStation Plus料金の値上げは発表されていません。
ただ、今回の海外市場でのユーザー反発が想定以上に大きくなった場合、Sonyが国内価格設定について慎重姿勢を取る可能性もありそうです。
逆に、ユーザー離れが限定的だった場合には、将来的に日本市場でも価格改定が行われる可能性は否定できません。近年はPS5本体価格も複数回改定されているだけに、国内ユーザーの間でも「次はPS Plusか」と警戒感が広がりつつあります。
ソニーは“値下げ”よりサービス強化路線か
現状を見る限り、Sonyが今回の値上げを撤回する可能性は高くなさそうです。
その代わり、アンケートを通じてユーザーが求める改善点を把握し、コンテンツ追加や機能強化によって継続利用を促す方向へ舵を切る可能性があります。
PlayStationエコシステム全体の維持を重視する中で、今後PS Plusがどこまでサービス価値を高められるのかが、ユーザー離れを防ぐ重要なポイントになりそうです。

