
Googleは、クラウドストレージサービスのGoogle Driveにおいて、新たなAI機能「AI Overviews」と「Ask Gemini」の展開を開始しました。これらはすでに一部ユーザー向けにテストされていた機能ですが、今回の発表により、対応プランを対象に本格提供が進められています。
ファイル内容を瞬時に要約するAI Overviews
「AI Overviews」は、検索バーから入力した内容に対し、Drive内のファイルをもとに要点を自動でまとめて表示する機能です。
従来のように複数のファイルを個別に開いて確認する必要がなく、例えば請求書の日付や資料の要点などを素早く把握できる点が特徴です。検索体験を大きく変える機能として、業務効率の向上が期待されています。
複雑な作業はAsk Geminiがサポート
一方の「Ask Gemini」は、より高度な操作や質問に対応する対話型AI機能です。Geminiを活用し、Drive内のファイルや関連情報を横断的に参照しながら、柔軟なやり取りが可能になります。
単なる検索にとどまらず、会話形式での情報整理や内容の深掘りができる点が特徴で、やり取りの履歴を保存できる点も利便性を高めています。
プロジェクト単位で情報を一元管理
Ask Geminiでは、新たに「Driveプロジェクト」と呼ばれる機能も利用可能です。これは関連するメールやファイルをまとめて管理し、AIがそれらを踏まえて回答する仕組みです。
複数の資料にまたがる内容でも、ひとつのプロジェクトとして扱えるため、チーム作業や長期プロジェクトでの活用が想定されています。
対応プランと提供スケジュール
これらのAI機能は、主にビジネス向けおよび教育向けの有料プラン、さらに一部のAI関連サブスクリプションユーザーに提供されます。
提供は段階的に進められており、英語版はすでに展開が始まっています。その他の言語については5月以降に順次対応予定で、最終的には29言語で利用可能になる見込みです。
日常業務の効率化を大きく前進
今回のアップデートにより、Google Driveは単なるファイル保存サービスから、情報を整理・活用するためのAIプラットフォームへと進化しつつあります。
特に、ファイル検索や内容確認にかかる時間の短縮は大きなメリットであり、ビジネスシーンにおける生産性向上に直結する機能といえそうです。

