
Oppoが、最新フラッグシップ「Oppo Find X9 Ultra」の正式発表を前に、カメラシステムの詳細を先行公開しました。特に注目されるのは、スマートフォンとしては初となる50MP・10倍光学ズームカメラの存在です。
10倍ズームの弱点を根本から解決
スマートフォンでの高倍率ズームはこれまで、画質や光量の面で妥協を強いられるケースが少なくありませんでした。Oppoによると、従来の10倍ズームはセンサーサイズや光の取り込み量に制約があり、実用性に課題があったといいます。

そこで同社は、50MPセンサーを組み合わせた新たな10倍望遠カメラを開発。内部には5枚のプリズムを用いた特殊なペリスコープ構造を採用し、全長29mmというコンパクトさを維持しながら高性能化を実現しています。

さらに、製造工程では高精度なカメラを用いてレンズやセンサーの位置を微調整する独自プロセスを導入。これにより、従来比で約3倍の光を取り込める明るいF3.5レンズを実現したとしています。
200MPセンサーを2基搭載する異例の構成
本機のカメラはクアッド構成ながら、その内容はかなり攻めたものです。メインカメラには、Sonyの1/1.12型センサー「Lytia 901」を採用。F1.5の明るいレンズと組み合わせることで、1インチセンサーに迫る集光性能をうたいます。
さらに、3倍望遠カメラにも大型センサーを採用し、センサー内ズームによって6倍相当でも50MPの解像度を維持可能とされています。最短15cmまで寄れるため、望遠マクロ撮影にも対応します。
加えて、50MPの超広角カメラも搭載。前世代と比べて約56%多くの光を取り込める設計になっているとのことです。
色再現を支える専用センサーも搭載
ユニークなのが、マルチスペクトル方式のTrue Color Cameraです。95度の視野角と従来比で大幅に拡張されたダイナミックレンジを備え、他のカメラと連携してより正確な色再現を実現します。
外付けアクセサリーで30倍ズームも可能に
さらに撮影の幅を広げるアクセサリーとして、Hasselbladとの協業による専用キットも用意されています。

専用ケースには67mmフィルターを装着可能で、新開発のテレコンバーターを組み合わせることで、3倍望遠カメラをベースに最大13倍の光学ズームを実現。そこからセンサー内ズームを併用すれば、最大30倍相当まで拡張できるとされています。
ここまでくると、もはやスマートフォンというよりコンパクトカメラに近い領域と言えるでしょう。
スマートフォンカメラの進化はここ数年で大きく加速していますが、Find X9 Ultraはその中でも一歩抜けた存在になりそうです。特に望遠性能においては、新たな基準を提示するモデルとなる可能性があります。

