
auとソフトバンクですでに提供が始まっている衛星通信サービス「Starlink Direct」において、新たにコミュニケーションアプリの対応が拡大することが明らかになりました。今回、多くのユーザーが日常的に利用しているLINEが同サービスに対応する見込みです。
LINEが衛星通信に対応へ 利便性が大きく向上
「Starlink Direct」は、スマートフォンが直接衛星と通信することで、従来のモバイル回線が圏外となるエリアでも通信を可能にするサービスです。専用アプリや特別な設定は不要で、空が見える環境であれば利用できる点が特徴です。

これまではSMSや位置情報共有、緊急速報の受信といった基本機能に加え、一部アプリでのデータ通信に対応していましたが、今回のアップデートによりLINEも利用可能となります。
auおよびソフトバンクの対応アプリ一覧によると、4月21日に提供されるLINEのアップデートによって、Starlink Direct経由でのデータ通信に対応する予定です。日常的な連絡手段として広く使われているLINEが加わることで、サービスの実用性は一気に高まりそうです。
圏外でもメッセージ送受信が可能に
Starlink Directの最大の魅力は、山間部や海上などの圏外エリアでも通信できる点にあります。これまで電波が届かず連絡手段が限られていた場所でも、LINEを使ったメッセージのやり取りが可能になるとすれば、その価値は非常に大きいといえるでしょう。
特にアウトドアや災害時など、通信手段の確保が重要なシーンにおいては、より身近なアプリで連絡が取れる安心感は大きなメリットとなります。
ドコモでも提供開始後に対応の可能性
なお、NTTドコモについては、4月27日からStarlink Directの提供開始が予定されていますが、現時点で公式サイト上にLINE対応の記載はありません。
ただし、これはサービス自体がまだ開始されていないことが理由と考えられ、他キャリアの動向を踏まえると、ドコモでも提供開始と同時、あるいは近いタイミングでLINE対応が実現する可能性が高いと見られます。
衛星通信という新しいインフラが、日常的に使うアプリと結びつくことで、ようやく実用段階に入ってきた印象です。今後は対応アプリのさらなる拡充にも期待がかかります。
