Galaxy A57のExynos 1680は本物? Xperia 10 VII・AQUOS sense10とのベンチマーク性能比較

サムスンから日本市場への投入が正式発表された、ファン待望の主力ミッドレンジモデル『Galaxy A57 5G』。

国内では「Galaxy A53 5G」以来、実に2年ぶりとなるA5xシリーズの復活ということもあり、ガジェットファンの間では大きな注目を集めています。特に注目すべきは、心臓部に採用された新チップセット「Exynos 1680」。先代モデルから飛躍的なパフォーマンス向上が遂げられているとの噂です。

かつて国内ミッドレンジ市場といえば、この「Galaxy Aシリーズ」に「Xperia 10シリーズ」、そして「AQUOS senseシリーズ」を加えた3強がしのぎを削ってきました。現在では海外勢も参入し選択肢は増えましたが、やはりこの定番3シリーズの力関係は気になるところです。

そこで今回は、最新のGeekbench 6.0スコアを用い、これらライバル3機種の「実力差」を徹底的に検証してみたいと思います。


1. CPU性能:マルチコアでライバルを圧倒

スマートフォンの基本的な処理能力を示すCPUスコア(平均値)を比較すると、Galaxy A57 5Gの優位性が鮮明になりました。

  • Galaxy A57 5G (Exynos 1680)
    • シングル:約1,380 / マルチ:約4,450
  • AQUOS sense10 (Snapdragon 7s Gen 3)
    • シングル:約1,150 / マルチ:約3,200
  • Xperia 10 VII (Snapdragon 6 Gen 3)
    • シングル:約1,000 / マルチ:約2,900

Galaxy A57 5Gは、マルチコア性能においてAQUOSに対して約40%、Xperiaに対しては約50%以上も高いスコアを記録しています。これは、複数のアプリを同時に動かす際や、システム全体のレスポンスにおいて、ミッドレンジの域を超えた快適さを提供することを意味しています。

2. GPU性能:もはや「別次元」のグラフィック処理

最も驚くべき差が出たのは、ゲーム体験に直結するGPU(グラフィック)性能です。

  • Galaxy A57 5G: Vulkanスコア 約7,700
  • AQUOS sense10: Vulkanスコア 約4,400
  • Xperia 10 VII: Vulkanスコア 約3,350

なんと、Galaxy A57 5Gのグラフィック性能は、ライバル機の約1.7倍〜2.3倍という驚異的な数値を叩き出しています。これまでのミッドレンジ機では「設定を下げないと厳しい」と言われていた重量級の3Dゲームも、Galaxy A57 5Gであればかなり快適にプレイできるレベルに達しています。

総評:2年待った甲斐のある「性能モンスター」

今回の比較結果から、Galaxy A57 5Gは「定番ミッドレンジ」という枠組みの中にありながら、その中身はライバルを一歩も二歩もリードする圧倒的なパフォーマンスを秘めていることが分かりました。