
Google Pixelシリーズの一部ユーザーから、Android 16へのアップデート後に端末が突然再起動する不具合が報告されています。原因はTensorチップの発熱管理機能による誤作動の可能性があるとされており、実際には高温になっていないにもかかわらず、システムが過熱状態と誤認して再起動を実行してしまうケースが確認されたようです。
現時点でGoogleはこの問題を公式には認めておらず、影響範囲も明らかになっていません。
Android 16導入後に突如再起動する事例
今回の報告は、海外掲示板Redditに投稿されたPixel 6 Proユーザーの調査結果によるものです。
同ユーザーによると、Android 16へアップデートした後から端末がランダムに再起動するようになったとのこと。しかし実際には本体が熱くなっている様子はなく、手で触れても通常の温度だったといいます。
ログを詳しく解析したところ、Tensor GS101に搭載されている温度管理機構「TMU(Thermal Management Unit)」が誤って過熱状態を検出し、自動的に再起動を実行していた可能性が浮上しました。
実際の温度は過熱レベルに達していなかった
Pixel 6 Proでは、TMUが115℃に達したと判断した場合に緊急再起動を行う仕様とされています。
ところが問題が発生した際のログには、CPU温度が56~57℃程度しか記録されていなかったとのことです。
スマートフォンとしては決して低温ではないものの、緊急停止や再起動が必要になるような温度ではありません。
それにもかかわらず、システム上では「reboot,thermal,tj」と呼ばれる熱暴走関連の再起動コードが記録されており、温度センサーや発熱管理システムの誤検知が発生している可能性が指摘されています。
Pixel 6 Pro以外にも影響する可能性
現時点で詳細な原因は判明しておらず、この現象がPixel 6 Pro固有の問題なのか、それとも他のTensor搭載Pixelでも発生しているのかは不明です。
ただし海外コミュニティでは、Android 16導入後に同様の再起動を経験したというPixel 6 Proユーザーの報告が複数確認されているとのことです。
Googleサポートへ問い合わせたユーザーもいるようですが、現時点では「既知の不具合ではない」と案内されているとされています。
Tensorの発熱問題とは別のトラブルか
Tensorシリーズは初期世代から発熱の大きさがたびたび話題になってきました。
しかし今回報告されている事象は、実際に高温になっているわけではなく、システム側が誤って過熱と判断している可能性がある点が従来の発熱問題とは異なります。
仮にソフトウェアやドライバー、温度センサーの制御に不具合がある場合は、Googleがアップデートによって修正できる可能性もあります。
現時点では限定的な報告にとどまっていますが、Android 16へ更新したPixelユーザーで原因不明の再起動が頻発している場合は、今後のGoogleの対応や追加報告に注目した方がよさそうです。

