
ソニーは、大規模災害時などに通信を確保するための新サービス「JAPANローミング™(非常時事業者間ローミング)」について、対応するSIMフリー版Xperiaの情報を公開しました。サービスは2026年4月より提供開始予定です。
非常時に他社回線を利用できる仕組み
「JAPANローミング™」は、大規模災害や通信障害などで特定の通信事業者のネットワークが利用できなくなった場合に、他の通信事業者の回線へ一時的に接続し、通信を継続できる仕組みです。
あくまで非常時向けの措置であり、通常時や軽微な通信障害では利用できない点には注意が必要です。
対応Xperia一覧(SIMフリーモデル)
今回公開された対応機種は以下の通りです。
- Xperia 10 VII
- Xperia 1 VII
- Xperia 10 VI
- Xperia 1 VI
- Xperia 5 V
- Xperia 10 V
- Xperia 1 V
- Xperia 10 IV
- Xperia 5 IV
- Xperia 1 IV
- Xperia 5 III
- Xperia PRO-I
- Xperia 1 III
- Xperia 10 III Lite
- Xperia PRO
基本的は2021根以降のモデルが対象となっていますが、2022年のXperia ACE IIIは対象外となっています。
通信機能は基本対応、緊急通報は個別確認が必要
これらの対応機種については、どのキャリアを利用している場合でも以下の基本通信機能が利用可能とされています。
- 音声通話(発信・着信)
- SMS(送受信)
- データ通信
一方で、110番や119番などの緊急通報については、機種や利用している通信事業者によって対応状況が異なるため、事前の確認が必要です。
利用には設定の確認が必要
JAPANローミング™を利用するには、端末側で設定を有効にしておく必要があります。設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「ネットワークを自動的に選択」をオンにすることで、非常時に自動で利用可能な回線へ接続されます。
接続時には「JPN-ROAM D」や「JPN-ROAM K」といった表示がステータスバーに表示され、どの事業者のネットワークに接続しているかが確認できます。
利用には一定の制限も
このサービスは、あくまで一時的に他社ネットワークを利用する仕組みであり、接続先ネットワークの利用状況によっては通信が制限される場合があります。そのため、非常時であっても通信の安定性が完全に保証されるものではありません。
また、今回の対応情報はソニーが実施した試験結果に基づくものであり、実際の災害時に確実な動作が保証されるわけではない点も留意が必要です。
非常時の通信手段として注目されるJAPANローミングですが、対応機種の確認や設定の見直しをあらかじめ行っておくことが重要といえそうです。


