
ソニーのスマートフォン「Xperia」シリーズで長年指摘されている指紋認証不具合について、海外掲示板Redditで興味深い改善例が報告され、ユーザーの間で注目を集めています。
投稿者によれば、バッテリーを完全に使い切って端末が自動的にシャットダウンした後に充電して再起動したところ、動作しなくなっていた指紋認証が正常に復活したといいます。
ユーザーが報告した改善例
この投稿を行ったユーザーは「Xperia 5 IV」を使用しており、以前から指紋認証センサーの不具合に悩まされていたとのことです。
当初はセンサーの故障と判断して部品を購入し交換したところ、しばらくは正常に動作していたものの、数週間前から再び不具合が発生。センサーを拭くよう求めるメッセージが表示され続け、指紋認証が機能しなくなったといいます。
再起動や強制再起動、設定の変更、センサーの清掃などさまざまな対処を試したものの改善せず、交換用センサーを再び注文する状況だったそうです。
ところが、長時間ゲームをプレイしているうちにバッテリー残量が1%まで減少し、そのまま端末が自動シャットダウン。充電して翌朝確認したところ、指紋認証が問題なく動作するようになっていたといいます。投稿者は、バッテリーが完全に放電されることで端末内部の状態がリセットされた可能性を指摘しています。
Xperiaでは以前から指摘されている指紋認証トラブル
Xperiaシリーズでは、電源ボタン一体型の指紋認証センサーを採用していますが、特に「Xperia 1」「Xperia 5」シリーズのII、III、IV世代では、
- 指紋認証センサーが突然反応しなくなる
- 指紋認証の設定メニュー自体が消える
といった不具合の報告が国内外で多数見られました。ユーザーの間では、Xperiaの慢性的な不具合の一つとして語られることもあるほどです。
最近の機種では減少傾向も、完全には解消せず
比較的新しい世代のXperiaではこうした報告は以前より減っているとみられます。ただし完全に解消されたわけではなく、SNSやフォーラムでは現在でも散発的に同様の症状が報告されています。
今回Redditで紹介された方法は、要するにバッテリー残量がゼロになるまで使い切る「完全放電」を行うというものです。スマートフォンのリチウムイオンバッテリーにとって完全放電は負担が大きいとされ、日常的に行うことは推奨されていません。
とはいえ、指紋認証が使えない状態は日常利用においてかなり不便なのも事実です。確実な解決策とは言えないものの、すでにさまざまな対処を試しても改善しない場合には、ダメもとで試してみる価値はあるかもしれません。もちろん症状が続く場合は、メーカーサポートや修理の利用を検討するのが無難といえそうです。

