
2月に発売されたソニーの最新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM6」について、XやReddit上で充電関連の不具合報告が相次いでいます。
本モデルでは、Xperiaシリーズなどに搭載されている「いたわり充電」機能が新たにイヤホン本体側へ実装されています。バッテリーの劣化を抑えるため、充電上限を状況に応じて制御する機能ですが、この挙動が想定通りに動作していない可能性が指摘されています。
なお、仕様上「いたわり充電」が作用するのはイヤホン本体のみで、充電ケースには適用されないはずです。しかし実際の報告では、イヤホン側・ケース側の双方で異なる充電トラブルが発生しているようです。
イヤホン本体側の充電が80%未満で停止
もっとも多いのは、イヤホン本体の充電が満充電にならないという報告です。
X上では、
- 右側イヤホンが53%で充電停止
- 一晩ケースに入れても本体がまったく充電されない
- バッテリー表示が80%を超えたことがない
といった声が上がっています。
ソニー公式サイトには、「周囲の温度や使用状況によって充電の上限値は変化し、左右で異なることもある」との説明があります。しかし、50%前後で止まる、あるいはまったく充電されないというケースは、通常の仕様範囲を超えている可能性も否定できません。
特に「いたわり充電」をオンにした直後から症状が出たという報告もあり、この新機能の制御ロジックに何らかの不具合がある可能性が疑われています。
充電ケースが45%前後で止まる報告も
一方で、充電ケース側が45%程度までしか充電されないという投稿も確認されています。
前述の通り、「いたわり充電」はイヤホン本体のみが対象であり、充電ケースには作用しない仕様とされています。そのため、ケース側の充電停止問題は別の要因による可能性が高いと考えられます。
もし事実であれば、これはソフトウェアというよりも、バッテリー管理システムや個体不良など、別系統の問題である可能性もあります。
接続不安定や左右同期ズレも報告
Redditでは充電問題に加え、
- 片側が接続しない
- 左右の音がわずかにズレる
- 風切り音が非常に強い
といった不具合も報告されています。
特に「イヤホンを何度もケースに戻さないと接続しない」という症状は、バッテリー残量制御と電源管理が連動している可能性も考えられます。充電状態の誤認識が接続トラブルを誘発している可能性もあり、ソフトウェア由来の問題である可能性は否定できません。
ファームウェア起因の可能性が濃厚か
現時点でソニーから公式なアナウンスはありませんが、複数ユーザーが同様の症状を報告していることから、個体不良だけでは説明しきれない状況になりつつあります。
特に「いたわり充電」をオンにした際の挙動異常が目立つことから、新機能の制御周りにバグが存在する可能性は高そうです。
一方で、充電ケース側の充電停止問題は仕様上説明がつかないため、こちらは別問題である可能性もあります。
WF-1000XM6は発売直後のモデルということもあり、ファームウェアの成熟度が十分でない可能性も考えられます。今後のアップデートで挙動が改善されるのか、それとも公式から何らかの説明があるのか、引き続き注目されます。

