
中国メーカーMeizuを巡り、新型「Meizu 23」の開発中止説や事業再編の噂が広がっていましたが、同社が2月27日に公式声明を発表しました。結論として、ブランド終了や倒産は否定した一方で、国内向けスマートフォンの新製品開発を一時停止することを明らかにしました。
これにより、Meizu 23の登場は事実上不透明な状況となっています。
倒産やブランド撤退は否定
Meizuは声明の中で、破産や全面的な事業停止、ブランド撤退といった報道を明確に否定しました。誤情報を拡散する行為に対しては法的措置を検討する姿勢も示しています。
一方で、戦略転換が進行中であることは認めました。特に国内市場向けの新型スマートフォン開発を一時停止するという決定は大きな方向転換といえます。
既存製品の販売やアフターサービス、サポート体制は継続されるとしており、現行ユーザーへの影響はないと説明しています。
中心はFlymeとAIエコシステムへ
今後の軸となるのは、独自OSのFlymeとAIを中心としたエコシステム戦略です。
同社はPowered by Flymeという形で外部との協業を拡大し、ハードウェア単体ではなく、ソフトウェアとサービスを軸にした事業展開を強化するとしています。
特に車載分野で展開しているFlyme Autoはすでに226万台以上に導入されており、年内には300万台到達を目指すとのことです。スマートフォンメーカーという枠を超えた事業モデルへ移行する姿勢が鮮明になっています。
海外スマホやAI製品は継続
国内スマートフォン開発は一時停止となりますが、海外向けスマートフォン事業は継続するとしています。また、AIグラスやPandaerブランドの周辺機器なども引き続き市場展開を行う方針です。
今回の発表から読み取れるのは、完全撤退ではなく、リソース再配分による戦略的転換という位置づけです。ただし、Meizu 23の行方については具体的な説明はなく、少なくとも当面の国内投入は見送られる可能性が高いとみられます。
Meizuはスマートフォン中心の企業から、FlymeとAIを核とするプラットフォーム型企業へと舵を切ろうとしています。今回の決断がブランド再成長につながるのか、今後の展開が注目されます。
