
Googleが次期プロセッサ「Tensor G6」にあわせて、新たなセキュリティ用コプロセッサ「Titan M3」を準備しているとの情報が浮上しました。Pixelブランドの10周年、そして独自チップ路線開始から5周年という節目の年を迎える中で、セキュリティ面の強化が図られる可能性があります。
「Titan M」シリーズがさらに進化?
この情報はTelegram上のリークをもとにしたもので、「Tensor G6」(開発コード名「Google Epic」)に「Titan M3」が組み合わされると伝えられています。ファームウェア名は「longjing」とされているものの、詳細な仕様までは明らかになっていません。
Googleは2018年に「Pixel 3」で初代Titan Mチップを導入。その後、独自SoCのTensorとともにRISC-Vベースの「Titan M2」を投入しました。今回のTitan M3は、その後継にあたる存在となる見込みです。
これまでのTitanチップの役割
初代Titan Mは、ブートローダーの検証やロック画面の保護、Android 9で導入されたStrongBox KeyStore APIを通じた秘密鍵の生成・保管など、端末の根幹部分を守る役割を担ってきました。
続くTitan M2では、電磁解析や電圧グリッチ攻撃、さらにはレーザーによるフォールトインジェクションといった高度な物理攻撃への耐性を強化。ハードウェアレベルでの防御力向上が大きな特徴でした。
今回噂されているTitan M3については、AppleのSecure Enclaveにより近い競争力を持たせる狙いがあるともいわれています。具体的な改良点は不明ですが、近年報告されてきたPixelの脆弱性への対策をさらに強固にする可能性もあります。
節目の年にふさわしいアップデートとなるか
過去数年、Pixelシリーズではいくつかのセキュリティ問題が指摘されてきましたが、その多くは毎月のセキュリティパッチで修正されてきました。Titan M3が登場すれば、ソフトウェア更新だけでなく、ハードウェア面からも安全性を底上げする形になります。
Tensor G6は性能面だけでなく、セキュリティ強化という観点からも注目を集める存在になりそうです。Pixelブランドの節目にあたるタイミングだけに、Googleがどのような進化を打ち出すのか、正式発表を待ちたいところです。
