廉価スマホ向け5Gチップ「Snapdragon 480」の実力はいかほど?ベンチマークスコアが発見

クアルコムが先日発表した新型ミッドレンジ/エントリーモデル向けチップ、Snapdragon 480。

Snapdragon 400番台としては初の5G通信対応となり、2021年リリースの複数の新型エントリーモデルやローワーミッドレンジに採用することが予想されています。

そして今回、このSnapdragon 480のGeekbenchにおけるベンチマークスコアが発見されました。

今回発見されたのはOppo製の「PEHT00」という型番のモデルで、どうやら「holi」というのがこのSnapdragon 480のコード名の模様です。

一方、現時点ではこの「PEHT00」が具体的にどういった機種になるのかは不明なようですが、Android 11を搭載、そしてSD400番台にもかかわらず搭載メモリは8GB RAMとなっています。

そして感じのベンチマークスコアですが、シングルコアは約520ポイント、マルチコアは1510ポイントとなっています。

Snapdragon 480の他チップとのベンチマークスコア比較

例えば以下はSD665搭載のXperia 10 IIのベンチマークスコア↓

以下はSD720G搭載のAQUOS sense4のベンチマークスコア↓

一方、SD480よりもワンランク上のミッドレンジチップで国内ではAQUOS sense5Gに搭載されることが確定しているSD690ですが、これについてはまだGeekbench上で確実な測定結果がありません。

ただ、CPUデータベースのNotebookcheckによるとSD690のGeekbenchスコアは:

SD480はエントリーモデル向けチップとしては十分な性能

つまり、SD480の性能は2020年の以前のSD600番台チップよりは性能が上、もしくは同等という事。

さらに昨年のSD700番台や最新のSD690と比較してもベンチマーク上での性能差は2割程度となっており、エントリーモデル向けのチップとしてはかなり優秀、と言えそう。

なお、このSD480はおそらく2万円台のモデルを中心に採用されると思われます。

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コメント

  1. ハナシ より:

    敢えてARROWSとは書かなくて草