
Samsungの次世代フラッグシップ向けSoCとみられる「Exynos 2700」に関する情報が、Geekbenchのベンチマークデータベースに登場しました。2025年12月に発表されたExynos 2600の後継とされ、時期や位置付けから、2027年のGalaxy S27シリーズでの採用が有力視されています。
Geekbenchに現れた10コア構成の新SoC
Geekbenchのリストには、合計10コアのCPUを備えた未発表のチップセットが確認されています。CPUは4つのクラスターで構成されており、1基の2.30GHzコア、4基の2.40GHzコア、1基の2.78GHzコア、そして4基の2.88GHzコアという構成が記載されています。

データベース上ではチップ名は明示されていませんが、著名リーカーの情報によると、このベンチマークはExynos 2700の初期データである可能性が高いとされています。
従来とは異なるCPU設計を採用する可能性
現行世代のExynos 2600は、6コア・3コア・1コアの3クラスター構成を採用し、最大クロックは3.8GHzに達しています。一方、今回確認されたチップは4クラスター構成となっており、Samsungが次世代フラッグシップ向けにCPUアーキテクチャの見直しを進めている可能性もありそうです。
この世代交代のタイミングを考えると、Exynos 2700はGalaxy S26世代ではなく、その次のGalaxy S27シリーズを見据えた設計と見るのが自然でしょう。
新世代GPU「Xclipse 970」を搭載
ベンチマーク情報からは、GPUにSamsungの「Xclipse 970」が採用されている点も確認できます。Exynos 2600ではXclipse 960が使われていたため、GPUも世代更新されていることになります。
テスト環境はAndroid 16、メモリ容量は12GBとなっており、次期フラッグシップモデルを想定した開発段階の構成であることがうかがえます。
OpenCLスコアは控えめ、開発初期段階を反映か
OpenCLの詳細を見ると、Xclipse 970はコンピュートユニット数が4基、最大動作周波数は555MHz、デバイスメモリは1GBと記載されています。これは、Xclipse 960の8基構成や高クロック動作と比べると、かなり抑えた仕様です。
その影響もあり、OpenCLスコアは約15,600と、Exynos 2600搭載機で確認されている約25,000前後の数値を大きく下回っています。ただし、今回のスコアはあくまで初期段階のものであり、最終的な性能を示すものではありません。
Galaxy S27世代を見据えた開発中チップの可能性
今回のベンチマークは、製品版ではなくERDと呼ばれる開発用評価基板で測定された可能性が高いと見られています。こうした環境では、クロックやドライバが最適化されていないことも多く、実機では性能が大きく変わるケースも珍しくありません。
時期的にも構成的にも、Exynos 2700はGalaxy S27シリーズ向けに開発が進められているSoCである可能性が高く、今後の改良次第では大きな進化を遂げることも期待されます。今後登場する追加のベンチマークや公式情報に注目したいところです。

