
中古スマートフォンの買取・販売などを手がけるゲオは、スマホの紛失や故障といったトラブルに関する実態調査の結果を公表しました。調査によると、スマホトラブルを実際に経験、または危うく遭遇しかけた人は全体の6割を超えており、多くの人が十分な備えをしないままスマホを利用している実態が明らかになっています。
トラブル経験・ヒヤリ体験は66% 原因最多は落下や画面割れ
調査では、スマホの紛失・盗難・故障について「経験したことがある」と回答した人が36.7%、「ヒヤリとしたことがある」が29.3%となり、合計で66.0%に達しました。

トラブルの原因として最も多かったのは「落下・画面割れ」で、全体の約6割を占めています。そのほかにも「水没」や「経年劣化」が一定数見られ、自宅・外出先を問わず日常生活のあらゆる場面にリスクが潜んでいることが分かります。
修理より買い替えを選ぶ人が多数派に
実際にトラブルが発生した際の対処法として最も多かったのは「新しい端末を購入した」で38.4%となり、「補償サービスを利用した」を上回りました。

修理を待つ時間や費用を考慮し、できるだけ早く使える状態に戻したいという意識が強いことがうかがえます。一方で、「特に対策はしなかった、できなかった」と回答した人も1割以上存在しており、不便を強いられたケースも少なくありません。
生活必需品なのに備えは不十分 具体策を決めている人は1割程度
スマホは連絡手段や決済、情報収集などに欠かせない存在ですが、万が一の事態に備えて「具体的な対策を決めている」と答えた人は12.5%にとどまりました。

補償サービスへの加入が中心で、データのバックアップや予備端末の用意といった、即時復旧につながる対策まで行っている人は少数派となっています。
困るのは連絡と決済 手続きの煩雑さが大きな不満に
スマホが使えなくなった際に最も困ることとしては、「家族や職場と連絡が取れない」が約7割で最多となりました。次いで「キャッシュレス決済が使えない」「情報収集やSNSができない」といった声が挙がっています。
また、トラブル解決時の不満点では「手続きが面倒」「費用が高い」が上位を占めており、緊急時こそ迅速で簡単な対応が求められていることが浮き彫りになりました。
即日利用できる選択肢として注目されるスマホレンタル
こうした背景から、必要な期間だけスマホを借りられるレンタルサービスに対する関心も高まっています。調査では約4割が利用に前向きな姿勢を示しており、「短期間だけ借りられる」「すぐに手に入る」といった点が評価されています。
帰省や旅行シーズン、あるいは突然のトラブル時の代替手段として、購入や修理以外の選択肢が注目され始めているようです。
今回のゲオの調査結果からは、スマホが生活に深く根付く一方で、トラブルへの備えが十分とは言えない現状が見えてきました。利便性とスピードを重視するユーザー意識の中で、今後は補償や修理だけでなく、レンタルのような柔軟なサービスの重要性がさらに高まっていきそうです。

