コミュニケーション特化の第2のAndroidスマホ「Clicks Communicator」を発表 使うための端末という新提案

スマートフォンが高性能化し、エンタメやSNS中心の使い方が主流になる中で、あえて「伝えること」に特化した新しいスマートフォンが登場しました。Clicks Technologyは、既存のフラッグシップ端末を置き換えるのではなく、補完する存在として設計された「Clicks Communicator」を発表しています。

フラッグシップと競わない、並行利用を前提とした設計

Clicks Communicatorは、iPhoneやGalaxy、Pixelといった主力スマートフォンと競合する製品ではありません。仕事用やプライベート用、集中したい場面などで使い分ける「2台持ち」スタイルを前提に、メッセージ確認や即時対応といった用途に照準を合わせています。

大画面や高性能カメラ、無限に続くフィードとは距離を置き、素早く状況を把握し、迷わず行動できることを重視した設計が特徴です。

通知を選別するSignalライトと軽快な操作性

Communicatorの中核となるのが、新たに搭載されたSignalライトです。重要な連絡だけを光で知らせる仕組みで、相手やアプリごとに色や点灯パターンを設定できます。画面を頻繁に確認しなくても、優先度の高い連絡をひと目で把握できるよう工夫されています。

このSignalライトは側面の専用キーと連動しており、端末を伏せた状態でも確認できるのが特徴です。

メッセージ処理に特化したホーム画面

ソフトウェア面では、Android向けランチャーとして知られるNiagara Launcherと共同開発を行っています。GmailやWhatsApp、Slackなどのメッセージがホーム画面に整理して表示され、アプリを行き来することなく確認や返信が可能です。

通知に振り回されるのではなく、必要な情報だけを選び取るという思想が随所に反映されています。

物理キーボードと音声入力を重視した入力体験

Clicks Communicatorは、Clicks Keyboardケースで培われた物理キーボードを内蔵しています。立体的で押しやすいキー配置により、短文の返信や素早い入力に向いた設計です。キーボードはタッチ操作にも対応しており、スクロール操作もスムーズに行えます。

また、専用のPromptキーを使えば、長押しで音声入力を開始し、離すだけで送信することも可能です。今後はAIを活用したメモや音声エージェントとの連携も視野に入れているとされています。

コンパクトさと操作性を重視した筐体

本体サイズは高さ131.5mm、重量170gとコンパクトで、ポケットに収まりやすいサイズ感です。ディスプレイや背面形状にも工夫が施され、長時間の使用でも手に馴染みやすい設計となっています。

背面カバーは交換可能で、カラーはSmoke、Clover、Onyxの3色が用意されています。

物理操作と拡張性を重視した仕様

最近のスマートフォンでは省かれがちな要素も積極的に取り入れられています。3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロット、物理SIMとeSIMの両対応に加え、機能を割り当てられる物理スイッチも搭載しています。

セキュリティ面では、Android Strongbox APIに対応し、ハードウェアレベルでの暗号化もサポートしています。

実用十分なスペックを備えたサブ端末

用途を限定した端末とはいえ、基本性能は現代的です。Android 16を搭載し、5年間のセキュリティアップデートに対応します。5G通信やNFC、ワイヤレス充電にも対応し、バッテリー容量は4,000mAhです。

カメラは50MPのメインカメラと24MPのフロントカメラを備え、日常用途には十分な構成となっています。

価格と今後の展開

Clicks Communicatorの予約は1月2日から開始され、デポジット199ドルで早期購入価格が適用されます。通常価格は499ドルで、出荷開始は年内を予定しています。

ClicksはCES 2026でも本製品を展示する予定で、スマートフォンの役割を見直す新しい選択肢として注目を集めそうです。エンタメ中心の端末とは異なる価値を求めるユーザーにとって、興味深い存在になりそうです。

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