
Motorolaの新型プレミアムスマートフォンが、いよいよ具体的な姿を見せ始めました。グローバルではEdge 70 Ultraとみられる「Signature」モデルの存在が示唆される一方、中国市場では「Moto X70 Air Pro」が投入される見通しです。このMoto X70 Air Proが中国の認証機関に登場し、いくつかの重要な情報が明らかになりました。
中国3C認証にMoto X70 Air Proが登場
Moto X70 Air Proは、中国の3C認証データベースに型番「XT2601-3」として登録されていることが確認されました。正式発表はまだ先とみられますが、中国市場での投入が近いことは確実といえそうです。
この認証情報から判明した最大のポイントは、90Wの有線急速充電に対応する点です。これは近年のフラッグシップモデルと肩を並べる仕様で、Motorolaが充電性能にも力を入れていることがうかがえます。
チップセットは2系統の可能性、性能には幅も
一方で、プロセッサについては現時点では情報が錯綜しています。Snapdragon 8 Gen 5を搭載するという説と、Snapdragon 7+ Gen 5を採用するという見方があり、GeekBenchに登場した2種類のスコアも、この食い違いを裏付けるものとなっています。
つまり、掲載されているベンチマーク結果は必ずしも最終仕様を示すものではなく、構成の異なる試作機や別バリエーションの可能性も考えられます。性能面については、今後の追加情報を待つ必要がありそうです。
16GB RAMとAndroid 16、完成度の高い構成に期待
現時点で有力視されている情報としては、16GBのRAMを搭載し、OSにはAndroid 16をプリインストールする点が挙げられます。ディスプレイは6.7インチのフラット型OLEDで、解像度は1.5K、リフレッシュレートは120Hzに対応すると噂されています。
カメラ構成は背面に50MPセンサーを3基備えたトリプルカメラになる見込みで、デザイン面ではCarbonやMartini Oliveといった落ち着いた高級感のあるカラー展開が用意される可能性も伝えられています。
急速充電性能をはじめ、ハードウェア構成やデザインの方向性を見る限り、Moto X70 Air Proは中国市場向けの本格的な上位モデルとして位置づけられそうです。詳細な仕様や正式発表の日程については未確認な部分も多く、今後の続報に注目が集まります。


