Xperia 1 VIIは「波乱万丈」なモデル? 初動は前モデル超えも文鎮化問題後に販売ペースが急減速か

ソニーの2025年フラッグシップモデルとして登場したXperia 1 VIIは、発売当初こそ高い注目を集め、販売面でも好調なスタートを切ったとされています。しかし、その後に発覚した基板不良によるいわゆる文鎮化問題が影響し、現在の売れ行きは大きく落ち込んでいる可能性が浮上しました。

台湾ソニーストア関係者の証言

今回注目されているのは、台湾のXperiaファンコミュニティに投稿された内容です。現地ソニーストア関係者とされる人物の書き込みによると、Xperia 1 VIIは発売から電源トラブルが公式に発表されるまでの期間、前モデルを大きく上回る販売実績を記録していたとのことです。

1 viiはとてもドラマチックな機種だ。私のストア(台北)発売から電源不良発表までの売上は前モデルの2倍だったが、それ以降の今年の売上は1/3程度になっている。

具体的には、台北の店舗において、発売開始から問題が公表されるまでの売上は前世代モデルの約2倍に達していた一方、その後の販売ペースは今年に入ってから前モデルの約3分の1程度まで落ち込んでいると伝えられています。

文鎮化問題が与えた影響

Xperia 1 VIIは発売直後の評価も高く、実際に好調な出足だったという見方は多くあります。ただし、基板不良による文鎮化問題が表面化し、交換対応が行われる事態となったことで、再販開始後も購入を控える動きが出ているようです。

実際、国内でも再販売以降は有名サイトのレビュー投稿数の伸びが鈍化しているとの指摘もあり、問題発覚前と後で販売の勢いが大きく変わった可能性は否定できません。

国内市場では価格改定の動きも

一方で、日本国内ではソニーが公式ストアにおいてSIMフリーモデルの価格を引き下げており、それ以降は在庫がやや不足気味になる場面も見られます。国内と海外で販売動向に差が出ている点も、今後の動きを見る上で注目されそうです。

Xperia 1 VIIの最終的な販売台数が過去モデルと比べてどの水準に落ち着くのかは、現時点では明らかになっていません。また、本機はソニーのハイエンドモデルとして初めて中国のOEMを活用した生産体制が取られている点もあり、供給面の安定性について慎重に見る声もあります。

次世代の「Xperia 1 VIII」のリリースまではまだ半年ほどありますが、この1 VIIがそれまでに発売当初の勢いを取り戻せるのか、それともこのまま苦戦が続くのか、Xperia 1 VIIの今後の販売動向が注目されます。

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XperiaXperia 1 VII
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