
Nothing OS 4.0の配信が一部ユーザーの間で「停止したのではないか」と話題になっていましたが、Nothingが正式に声明を出し、アップデートは計画通り段階的に進行中であると説明しました。
配信停止が疑われたきっかけはサポート回答のスクリーンショット
今週、Nothing Phone 3ユーザーがサポート窓口から受け取ったという回答のスクリーンショットをSNSに投稿しました。その内容には、Nothing OS 4.0の配信を「緊急の修正対応のため一時的に停止した」と記載されており、多くのユーザーが「アップデートが取り下げられた」と受け止めたのが発端です。
Nothing OS 4.0は11月21日にPhone 3で配信が始まり、その後Phone 2、Phone 2a、Phone 2a Plus、Phone 3a、Phone 3a Proへと対象が拡大。しかし、配信開始から数週間が経過しても届いていないという声が多く、疑念が広がっていました。
Nothingは「段階配信の過程で最適化を実施しただけ」と説明
今回Android Authorityに寄せられたNothingの公式コメントでは、同社は大規模アップデートの際、段階的に配信範囲を広げる方式を採用していると説明しています。これは、サードパーティーアプリの挙動などを含め、ユーザーごとの環境で必要な最適化を早期に発見するためとのことです。
さらに、Nothing Phone 2aシリーズ向けに必要な最適化が確認され、12月1日にその修正を反映したアップデートが行われたとしています。
配信自体は計画通り進行しており、対象機種への展開も引き続き段階的に続けていくと強調しました。
サポート回答のスクリーンショットが独り歩きした形となりましたが、Nothingとしては「配信停止」の事実はなく、通常運用の範囲内での最適化対応だったようです。
Nothing OS 4.0で追加される新機能
Nothing OS 4.0では、デザイン面と機能面の双方で大きな刷新が行われています。
- 新しいミニマルデザインのアイコン
- 状態バーの簡素化
- 新しいロック画面用時計
- 画面の暗さをさらに下げる「Extra Dark Mode」
- 全体的なUIの調整
さらに、Nothing Phone 3専用の機能も多数追加されています。
- Glyph Mirror Selfie
- ポケットモード
- 新しいGlyphアニメーション(Glyph toys)
アップデートが届いていないユーザーから不安の声も出ていましたが、Nothing側の説明を見る限り、配信は想定通り段階的に進んでいるようです。今後数日のうちに、より多くの端末へOS 4.0が届く可能性も高そうです。

