
人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」が、数年ぶりにGoogle Playストアへ戻ってきました。Androidユーザーにとっては待望の正式復帰となります。
EpicとGoogleの長い対立に一区切り
フォートナイトがGoogle Playから姿を消したのは2020年。アプリ内課金の扱いをめぐるEpic GamesとGoogleの対立が原因でした。その後、両社の法廷闘争は長期化し、アプリはPlayストアから削除されたままに。
しかし、今年の政策変更により、外部決済に対応したアプリストアの提供が許可されるなど環境が大きく変化。これを受け、Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOが復帰を予告していました。
そして今回、年末を前にフォートナイトのPlayストア復帰が静かに実現した形です。ちょうど本日からシーズン7が開幕したことも、戻ってくるタイミングとして選ばれた理由の一つとみられます。
Galaxy Store撤退など複雑だったAndroid版の入手手段
これまでAndroidユーザーがフォートナイトを遊ぶ方法は限られていました。Galaxyユーザー向けのGalaxy Store、もしくはEpic公式からのAPK sideloadという二択が主流。しかしGalaxy Store版は、サムスンのサイドローディング方針を巡る衝突から1年以上前に提供終了となっており、実質的にAPKで直接インストールするしかない状態が続いていました。
今回Playストアに正式復帰したことで、こうした煩雑な手順を踏まずに済むようになるのは大きなメリットといえます。
Epic Games Launcherは今後どうなる?
フォートナイトのAndroid版では、これまでEpic Games Launcherを通じてアプリのダウンロードや更新を行ってきました。Playストア版の登場により、このランチャーが今後どのように扱われるのかは現時点で公式発表がありません。
アプリ更新がPlayストア一本に統合されるのか、もしくはランチャー経由のアップデートも併存するのか、Epic側の方針が分かり次第追記します。
今回の復帰は、iOS版が今年6月に5年ぶりのApp Store復活を果たしてからちょうど半年というタイミングでもあります。iOS版の長期離脱と比べれば、Androidユーザーはサイドローディングによる“裏ルート”が確保されていましたが、ようやく公式ストアから安心してダウンロードできるようになったことは大きな前進といえるでしょう。


