
Xperia 1 VIIの国内SIMフリー版が12月10日付で値下げされ、キャリア版との価格差がシリーズ史上最大規模に達した可能性があります。
SIMフリー版は189,200円へ 1.5万円以上の値下げ
今回の価格改定により、Xperia 1 VII(12GB/256GB)のSIMフリー版は、従来の205,000円から189,200円へと大幅に値下げされました。ここ数年、Xperia 1シリーズの国内モデルでは「SIMフリー版の方が安い」という傾向が続いていますが、今回の値引きでその差はさらに拡大しました。
キャリア版は発売時から据え置き 最安キャリアでも4万円以上の差に
一方、キャリア版については発売当初の価格が維持されています。
- au:229,900円
- ドコモ:236,830円
- ソフトバンク:247,680円
これにより、SIMフリー版との差はauで約4.1万円、ドコモで約4.8万円、ソフトバンクでは約5.8万円にまで広がりました。
現在SIMフリー版もキャリア版もソニーの1万円キャッシュバックが適用されるので、実質価格はそれぞれ1万円引きになりますが価格差という点では変わりません。
これまでもSIMフリー版のXperia 1シリーズモデルはキャリア版よりも安い傾向が続いていましたが、これほど大きな差が生じたケースは、当サイトで把握している限りシリーズ初と言えそうです。
端末購入派にとってはSIMフリー版一択の状況に
キャリア版には1〜2年後の端末返却を条件とした実質価格(いわゆるレンタル型プログラム)が用意されています。そのため「購入総額」だけで単純比較するのは難しい面もあります。
しかし、返却を前提としない「端末を買って所有したい」ユーザーにとっては、現状はSIMフリー版の圧倒的優位が揺るぎません。キャリア版を選ぶ価格面でのメリットはほぼ見当たらない状況と言えるでしょう。
今後、キャリア側が価格を調整する可能性もありますが、現時点ではSIMフリー版が最も合理的な選択肢となっています。

