
XiaomiはAndroid 16をベースとした最新ソフトウェア「HyperOS 3」の配信を、対象端末の拡大とともにさらに加速させています。これまで最新フラッグシップやPocoシリーズを中心にアップデートが行われてきましたが、今回新たに10機種のXiaomiおよびRedmiスマートフォンが追加され、中国で順次配信がスタートしました。
MIX Fold 3やXiaomi 13シリーズなど計10機種が対象に
今回のアップデートでは、Xiaomi MIX Fold 3やXiaomi 13 Ultraをはじめとする4つのXiaomi端末に加え、6つのRedmi Noteモデルが対象に含まれています。対象機種は次のとおりです。
- Xiaomi MIX Fold 3(OS3.0.3.0.WMVCNXM)
- Xiaomi 13 Ultra(OS3.0.3.0.WMACNXM)
- Xiaomi 13 Pro(OS3.0.3.0.WMBCNXM)
- Xiaomi 13(OS3.0.2.0.WMCCNXM)
- Redmi Note 15 Pro+(OS3.0.2.0.WPRCNXM)
- Redmi Note 15 Pro(OS3.0.4.0.WPPCNXM)
- Redmi Note 14 Pro+(OS3.0.2.0.WOPCNXM)
- Redmi Note 14 Pro(OS3.0.2.0.WOOCNXM)
- Redmi Note 13 Pro+(OS3.0.3.0.WNOCNXM)
- Redmi Note 13 Pro(OS3.0.2.0.WNRCNXM)
グローバル版のRedmi Note 14 Pro+ / 14 Proが安定版の提供を受けてからわずか数週間で、Xiaomiは一気に対象範囲を広げた形となっています。
UI刷新とAI強化が目玉のHyperOS 3
HyperOS 3では、より滑らかなアニメーションや再設計されたロックスクリーンなど、UI全体の刷新が行われています。中でも注目されているのが、リアルタイムのアクティビティ状況を確認できる「HyperIsland」。通知や進行中の操作をひと目で把握できる新しいインターフェースとして話題を集めています。
そのほかにも、プライバシー管理の強化や、スマートフォン・タブレット・ウェアラブル・スマートホーム製品間の連携速度向上など、エコシステム全体の使い勝手が向上しています。加えて、Google Geminiとの連携を深めた生成AI機能も組み込まれ、日常操作の幅を広げています。
中国向けから順次配信、グローバル版は後日
今回の10機種はいずれも中国向けモデルで、アップデートは段階的に配信されます。数日以内にOTA通知が表示される見込みです。グローバル版については別途提示されているHyperOS 3ロードマップに沿って順次展開されるため、対象モデルを使用しているユーザーは続報を待つ形となります。
中国市場でいち早く対象機種が広がったことで、HyperOS 3の本格的な普及がさらに進む見通しです。

