
Googleの次期エントリーモデル「Pixel 10a」に関する新たなリーク情報が明らかになり、前モデル「Pixel 9a」からの変化がほとんど見られない状況が浮かび上がっています。デザインも性能も大きな進化は期待できず、事実上のマイナーアップデートにとどまりそうです。
リーク情報で判明したPixel 10aの仕様

今回の情報は、著名リーカーとして知られるEvan Blass氏が、Pixel 10aのVerizon向け認証画面のスクリーンショットを公開したことで注目を集めています。そこには以下の主な仕様が記載されていました。
- 6.285インチ FHD+ AMOLEDディスプレイ
- 最大120Hzリフレッシュレート
- 8GBメモリ、128GBストレージ
- 5,100mAhバッテリー
すでに過去のリークで判明している情報も整理すると、全体像は次のようになります。
- サイズは153.9×72.9×9mm
- SoCはPixel 9aと同じTensor G4(クロックアップ版)
- 価格は499ドル前後
- 発売時期は2026年春頃
スペックを見比べる限り、Pixel 9aからの大きな進化点はほぼ見当たりません。
デザイン面もPixel 9aとほぼ同じ
外観に関しても、今回のリークは「見慣れた姿」を再確認する内容でした。
- 太めのベゼルを備えたフラットなフロント
- 背面はプラスチック素材
- デュアルカメラを収めた横長カメラバー
- 電源キーの下に配置されたボリュームキー
- 端末側面から見えるアンテナライン
- USB-Cポート両側に配置されたスピーカー・マイクの穴
すべてPixel 9aで見た特徴とほぼ同じで、新鮮味は薄い印象です。
それでもPixel 10aが選択肢になる理由
仕様・デザイン面での変化が乏しいPixel 10aですが、Googleが長年強みとしてきたポイントは変わりません。その代表が、長期のソフトウェアサポートです。Pixelシリーズでは近年7年間の提供が保証されており、この点はPixel 10aでも継続される見込みです。
一方で、Pixel 10aの登場と同時にPixel 9aが大幅値下げされる可能性が高く、むしろ「9aの方がコスパが良い」状況が生まれる可能性もあります。
Pixel 10aは“安定の無難さ”、Pixel 9aは“値落ちで魅力増”の構図か
今回のリークが事実であれば、Pixel 10aは新鮮味こそ薄いものの、現行のPixel 9aを着実に引き継いだ堅実なエントリーモデルとなりそうです。とはいえ大きな進化がない分、発売後はPixel 9aの割安感が際立つ可能性が高く、購入タイミングが悩ましい展開になりそうです。


