Pixel 10がPixel Stand(第2世代)の“非公式対応”を完全停止する動きに

Googleが12月のAndroid 16 QPR2アップデートを配信したことで、Pixel 10シリーズで利用できていたPixel Stand(第2世代)の“非公式ワイヤレス充電”が事実上使えなくなっています。これまでは公式非対応ながらも低速ながら充電が可能でしたが、今回の更新以降は完全に機能しなくなったとの報告が相次いでいます。

Redditで報告が急増、充電不可に

Reddit上では、Pixel 10シリーズをPixel Stand(第2世代)に載せると、スタンド側のインジケーターがオレンジ色に点滅し、位置ずれや非対応を示す状態のまま充電が開始されないという声が複数寄せられました。情報元となったPiunikaWebによれば、アップデート後に突然使えなくなったというユーザーが多く、Pixel 9以前の世代では同様の症状は確認されていません。

これまでは“非公式ながら実質使えていた”

Googleはサポートページ上でPixel Stand(第2世代)がPixel 10シリーズに非対応であると明言しています。しかしアップデート前は、ケースによって左右されるものの、最大7.5Wでの低速充電が問題なく行えるケースもあり、「非公式だけど使える」状態が続いていました。

古いQi充電器との相性問題が背景か

Pixel 10シリーズでは、旧世代のQi充電器全般で発熱や極端な低速充電が発生するとの報告が複数ありました。Googleはこうした“満足度の低い利用体験”を避けるために、今回のアップデートで互換性自体を切り離した可能性が指摘されています。Pixel Stand(第2世代)もその対象になったとみられます。

Pixel Stand(第2世代)は“高価な置物”に

79ドルという価格で登場したPixel Stand(第2世代)は、リリース当初から割高だと感じるユーザーも少なくありませんでした。Pixel 10シリーズでの非公式充電すら封じられたことで、同アクセサリーは実質的に“使い道のない高価なスタンド”になってしまったという厳しい声も見られます。

Pixel 10ではPixelsnapなどの代替ワイヤレス充電器がより快適に使えるとはいえ、Googleが既存ユーザーの利便性を削ぐ形で非公式互換性まで排除した点については、不満が広がっています。

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