
Samsungが、Galaxy S25シリーズ向けに2025年12月のセキュリティアップデートを韓国で配信開始しました。対象はGalaxy S25/S25+/S25 Ultraに加え、Galaxy S25 FEまで含む全モデルで、今後は地域ごとに順次展開される予定です。
57件のAndroid脆弱性とOne UI固有の11件を修正
今回のアップデートは約578MBと比較的コンパクトながら、内容は非常に重要です。Googleが公開したAndroid向けの脆弱性57件(うち6件は「クリティカル」)に加えて、Samsung独自のOne UI関連の問題11件も合わせて修正しています。地域によってファイルサイズが若干異なる可能性はありますが、内容は同等と見られます。
One UIの不具合も多数解消
修正内容には、Dynamic Lockscreenのファイルに他アプリがアクセスできてしまう恐れのある不具合や、無線関連を司るRadio Interface Layerの入力検証バグなど、日常的な利用にも影響する可能性のある項目が含まれています。こうした細かな脆弱性がまとめて解消されたことで、システム全体の安全性と安定性が大きく向上します。
配信は段階的、利用者によって受信時期は前後
アップデートは国やキャリアごとに段階的に配信されるため、すぐに通知が届かない場合もあります。時間差はありますが、基本的には全ユーザーが受け取れるため、まだ表示されていない場合は少し待ってみるとよいでしょう。
S26シリーズに向けた大規模アップデートも控える
今回の12月パッチ自体は機能追加こそありませんが、セキュリティ面では非常に重要な内容となっています。なお、2026年1月にはGalaxy S26シリーズとともにOne UI 8.5が登場する見込みで、Galaxy S25シリーズも早い段階で同バージョンへのアップデートが提供されると予想されます。
重要度は高く、早めの更新がおすすめ
小規模ながら多くの脆弱性を解消する今回のアップデートは、日常的な利用の安全性を高めるうえでも重要なものです。通知が届いたら、早めに適用しておくと安心です。


