
ソニーは、フラッグシップモデル Xperia 1 VII に対して新しいソフトウェアアップデートを配信しました。今回の更新には 2025年11月1日版のセキュリティパッチ が含まれており、公開日は 11月25日、ソフトウェア番号は 71.1.A.2.105 となっています。
ただし、配信対象は 海外向けモデル(XQ-FS54 / XQ-FS72) のみで、国内SIMフリー版やキャリア版にはまだ提供されていません。
注目点:カーネルバージョンの更新
ソニーの公式案内では明言されていませんが、Reddit上でのユーザー報告によれば、今回のアップデートでは カーネルバージョンが6.6.56(2025年5月ビルド)から6.6.92(2025年8月ビルド)に更新 されています。
さらに、ベースバンドも PAKALA_GEN_PACK-1.94596.41 → 1.94596.45 へアップデートされています。
このように、単なるセキュリティ更新に留まらず、内部が大幅に強化されている可能性があります。
ユーザー報告:改善された点
Redditには、アップデート後の改善報告が複数寄せられています。
💡 改善が見られると報告された内容
- 指紋認証の成功率が大幅向上
- 「99%の確率で解除できるようになった」との声も
- Bluetoothイヤホンの音量挙動が正常化
- カメラアプリ起動時のラグ減少
- 写真保存が速くなり、microSD読み込み速度も向上したとの意見
- バッテリー設定に健康度の説明が追加(80%以上は良好など)
🛠 安定性に関して
- 「全体的に安定している」「以前より快適」という声が優勢
逆に気になる報告も
一方で、一部では次のような気になる声も見られます。
⚠ 指摘された点
- Android 16以降、カメラプレビューが「ラグい」というユーザーも
- Telegram通知音が鳴らないというピンポイントな不具合報告
- リブート問題が解消されるか不明という懸念も
大半は改善報告ですが、端末環境によっては挙動に差がある可能性があります。
まとめ:配信拡大に期待
今回のアップデートは、セキュリティ更新だけでなく カーネル更新や安定性改善 など、内部の強化が図られた内容となっています。海外モデルのユーザーからは概ね好意的な反応が見られており、今後国内版への提供が開始されれば、同様の改善が期待できそうです。
国内への展開時期は未定ですが、今後のアナウンスに注目したいところです。
