Xiaomi、次期「HyperOS 3.1」を12月公開へ──内部テストが本格スタート

Xiaomi独自のソフトウェア「HyperOS」が、まもなく次のステップへ進みます。中国のSNS・Weiboで信頼性の高い情報筋が明らかにしたところによると、最新バージョン「HyperOS 3.1」は12月のリリースを目指して開発が最終段階に入っているとのことです。

内部テストが進行中、安定性の磨き込みを強化

Xiaomiのソフトウェア開発を統括する張国全(Zhang Guoquan)氏は、HyperOS 3.1の内部テストがすでに始まっているとコメントしています。現在はシステム全体の安定性を高めるフェーズにあり、「まだ仕上げが必要な部分も残っている」としながらも、完成度を高めたうえで順次テスト範囲を広げていく方針のようです。

なお、HyperOSはこれまでも、まず社内向けビルドを徹底的に検証し、その後対象端末へ段階的に配信するスタイルを貫いてきました。今回もその流れに沿って進められています。

新レイアウトの「アプリ履歴」画面が登場

HyperOS 3.1で最も目立つ変更点の一つが、アプリ履歴(最近使ったアプリ)の刷新です。iOSライクなカード配置となり、画面の見通しが格段に向上。複数アプリを行き来する際の操作がより直感的になると、テスト版を触ったユーザーから報告されています。

HyperConnectの連携性もさらに強化

Xiaomiが推し進めるデバイス連携機能「HyperConnect」も進化します。スマートフォン、タブレット、ウェアラブル、IoT機器といった複数端末間のシームレスな操作がより滑らかになり、特に画面共有やタスクの受け渡しでの引っかかりが減るとみられています。

Xiaomi製品を複数併用しているユーザーほど、メリットを強く感じられるアップデートになりそうです。

軽快さを増したアニメーションと操作感

デザイン自体の大幅な変更はないものの、アニメーションはより軽く、遷移は素早く、アプリ起動もキビキビとした印象に。HyperOS 3で好評だった「安定性」と「滑らかさ」をさらに磨き上げた形です。

現行版を使用しているユーザーからは、「見た目が整っている」「黒画面やフリーズが少ない」「動作が軽快」といったポジティブな評価が多く寄せられており、3.1はその延長線上にあるアップデートになると期待されています。

Xiaomiエコシステム全体の強化にも寄与

HyperOSはスマホだけにとどまらず、タブレット、スマート家電、IoT機器まで含めた“Xiaomiエコシステム”の中核となる存在です。今回のアップデートにより、複数デバイスで統一感のある体験を提供しやすくなるため、グローバル展開を加速させる同社にとっても重要な位置づけとなります。

リリースは12月見込み、旗艦モデルから順次拡大

大きな問題がなければ、HyperOS 3.1は12月に公開される見通しです。Xiaomiの慣例として、まずはフラッグシップモデルに配信を開始し、その後ミドルレンジやエントリークラスへと対象範囲を広げていくとみられます。

アップデートスケジュールは後日公開される見込みのため、対応端末を利用しているユーザーは続報を待ちたいところです。

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