Android 17のコードネームは「Cinnamon Bun」──Canary版のコードから判明

Androidの次期メジャーアップデートに関する小さな“おやつ情報”が明らかになりました。Android AuthorityのMishaal Rahman氏が報じた内容によると、Android 17の内部コードネームが「Cinnamon Bun」であることが、ついに確かな証拠とともに確認されたようです。

Canary版のコードに「CINNAMON_BUN」を発見

Android Authorityが最新のAndroid Canaryビルド(2511版)を解析したところ、Androidのバージョン情報を管理する android.os.Build に新たに「CINNAMON_BUN」が追加されていることが判明しました。
長らく噂として存在していたコードネームでしたが、今回の発見で事実であることがほぼ確定した形になります。

このCINNAMON_BUNには「10000」というAPIレベルが割り振られていますが、これは正式版の番号ではありません。Googleは開発中のビルドに“仮のAPIレベル”として10000を用いるのが慣例で、Android 17が正式リリース段階の「Platform Stability」を迎える来年までは、この数字のまま運用される見込みです。

正式版ではAPIレベル37に

Android 16はAPIレベル36にあたるため、Android 17は最終的にAPIレベル37へ移行します。ただしこれは、すべてのAPIやアプリに影響する仕様が固まった後の話となり、現時点ではまだ開発途中ということになります。

Android Authorityによれば、Android 17の新機能については断片的な情報こそあるものの、まだ確定的な内容は多くありません。今回の「Cinnamon Bun」確認は、内部開発が順調に進んでいる証拠の一つと見られています。

デザート名は今も生きている“裏設定”

GoogleはAndroid 9 Pie以降、公式にはバージョンにデザート名を付けなくなりました。しかし内部では今でも慣習としてデザート名が使用されており、Androidファンの間では毎回ちょっとした話題になります。

今回「Cinnamon Bun」という甘い名前が正式に存在することが明らかになったものの、実際の機能やユーザー体験が変わるわけではありません。それでも、Android好きにとっては“ちょっと嬉しい豆知識”といったところでしょう。

Android 17が最終形に近づく来年に向けて、今後もCanary版や開発者向けプレビューから新しい発見が続きそうです。

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